ここの所フランス人はご機嫌です。何てたって太陽さんさん、サングラスかけて、キャフェのテラスで微笑み合ったり、公園の芝生に寝っころがって安らかな寝息を立てていたりとヴァカンス気分です。
ところがパラダイスなんて無いもんだと実感させられたのは、大気がこの上なく汚染されていて、北京並みだというショックなニュースです。
パリ市長なんか、テレヴィのインタヴュー中、ゴホゴホなんて咳してみたりして、『深刻な大気汚染です』と言っていました。
なわけで、今日金曜日の始発から日曜日の終電まで、パリと郊外の公共交通機関無料!貸し自転車のヴェリブ1時間は誰でも無料!貸し電気自動車のオートリブも無料!パーキング無料!車通勤しなければならない人は欠勤してよし!などふとっ腹な計らいを発表しました。
公害の大元、車を少なくさせる為なら、パーキングは無料でなく、3倍ぐらい高くすれば誰も車で移動しようと思わないのでは思うのですが。ガソリン代もこの週末は3倍にするとかさ。
注意事項は、子供、年寄り、癌患者 喫煙者などは外出しない事!用もないのに外にいない事!野外スポーツをしない事!
確かに、パリの街全体うすらぼんやりしています。こんなんも綺麗だな~ぁ。なんてセーヌ川を渡る時などバスから眺めていたんですが、あれはスモッグだったんですね。
そういえば、私もここ2~3日おぼれるほど目薬をさしています。一昨日の夜はくしゃみが40回ぐらい出ました。これは、安ワインを飲むといつもくしゃみが連発するので、その所為かと思ったのですが、それにしては40回は多すぎるので、これも、あれも大気汚染の所為だったんですね、きっと。
そのうち、パリでも皆マスクをするようになるのでしょうか。