今、パリはどんな気候ですか?どんな服を持って行けばいいですか?という問い合わせがここの所多く寄せられます。この春は寒い春です。平均気温の5度から10度も低いそうです。そして毎日のように1日1回は雨が降ります。東京のキフキフパリの土田が庭でそよ風に吹かれながらシャンパン飲んで気持ちよがっている時にパリの私は暖房付けて、ダウンコートを着ているという悔しい状態です。今朝の気温は2度!5月1日どすえ。
5月1日のメーデーは祝日で、フランスでは鈴蘭をプレゼントし合う日です。私も心優しき方から頂きました。この鈴蘭も今年は元気がなく冬が暖かかった為、しっかり休めなくて、春は寒くて起きられなという状況で30%減の生産量だそうです。
ワインもしっかりダメージを受けています。ブルゴーニュでは5ヘクタール中で1つも芽が出ている木が無いと、とある生産者はがっくり肩を落としています。ほって置いて病気になっても困るので、畑中にストーブを焚いて温めてあげます。これが想像通り莫大な費用がかかります。
しかし、変だ、変だ、異常気象だ!と騒ぐほどの事でも無いらしく、暖冬ならば春は寒いというのは決まっていて、10年毎に起こる現象だそうです。
ちっとも当てにならないフランス気象庁の予想では、週半ばぐらいから気温が上がり20度前後になるかもしれないようですが、太陽、雲、雨が入り混じっています。
玉ねぎのように、重ね着が出来てどうにでも調整の利く服装で万端にしていらしてください。