1920年代、芸術家達が毎晩乱痴気騒ぎをしていたモンパルナスは、今だに芸術風を吹かしています。
その中でも当時の雰囲気を守り続けている魅力的な所が、アカデミー ラ グランド ショーミエーです。
ゴーギャン、モジリアニなど今では神様みたいな画家達が通ったアトリエです。モンパルナスの前はシテ島のセーヌ川沿いに在ったそうです。そこには、ドラクロワ、マネ、ピカソ、セザンヌなど,美術館の目玉商品の画家達が通っていました。
モンパルナスのアトリエはいい具合にボロボロで、うろついている人達は、若い画学生からその子たちのおじいちゃん、おばあちゃんみたいな年頃の人達も見かけます。
なぜなら、フリーアトリエがあるからです。システムとしては入学登録無しに誰でもいつでも、チケットを買って、クロッキーや油絵やデッサンのアトリエに参加できるからです。
趣味で絵を描いている人には中々体験できない裸婦があります、そして裸夫もあります。
絵心がある方でしたらパリに来きたら、1丁モンパルナスのボヘミアンな芸術家の世界にとっぷり浸かって、裸婦なんぞさらさらっと描いてみてはいかがでしょうか。
常連になると、皆で休憩時間に近くのキャフェに絵の具だらけの手のまま繰り出して、今日はボクが払うよ、と順番順番で皆の分を払うというルールがあるそうです。払ってもらってばかりで、一向に払わないようなみっとも無い人はいないそうです。そのキャフェの壁には彼らの作品が売り物として飾ってあります。
パリの街角でイーゼル立てて絵を描いていると、『売って!』と良く言われるそうですよ。フランス人は芸術家を心より尊敬しますから。
旅行中そんな事をするのも楽しいですね。これから外のスケッチに良い季節になりますし。
なんとも味のあるイーゼル。絵はいらんがこのイーゼルが欲しい。
詳しいお問い合わせはキフキフパリまで。