昨日の夜バスに乗っていますと道はどえらい混みようでした。ルーヴルの辺りは重症の便秘患者同様、にっちもさっちも行いきません。乗客が声を揃えて、『ここで降ろして~、親切心出してよ~、もうこんなバス乗ってたくない~、』などと訴えるので、渋々運転手はルーヴル美術館のピラミッドの前でドアを開けました。どどっとバスから降りてくる乗客を見て、血相変えて走ってくるポリス。きっと運転手大目玉食らった事でしょう。これもあれも、ファッションウイークのせいです。道を埋め尽くしているのはタクシーばかりです。ちょうど最後のデフィレが終わって、皆がホテルなりレストランなりへ向かう時間だったんです。
という訳で、恒例のファッションウイークがニューヨーク、ロンドン、ミラノからパリにやってきました。
年に2度もこんな大掛かりなお祭り騒ぎをするのは並大抵の事ではありません。デザイナーとしての創る側ももちろん、会社として出費する方だって相当なもんです。
何でも、1回のコレクションで平均115 000€、大きなメゾンだと100万€。2011年の秋冬のコレクションで、シャネルは200万€を使ったそうです。
内訳は会場代、マヌカン代、インヴィテーション、ヘアー、メーク、スタッフ等。
しかし、マーク ジェイコブなんかは、マヌカンは出させてもらうだけで名誉な事だし箔が付くので、ただで出るそうです。
今年のマヌカン達の特徴は、乳首にピアスの様にペーシングをしている子が目立った事。子供が生まれたら、お乳が穴から噴き出すのではないかしら。
年々ですが、足が小さくなってきている事。身長180CMぐらいあって、足が37とか38なんてのが居るんです。どうやってた立っていられるんだか。
それから、いつも思うのですが、手足がとても冷たい事。冷たいねと言うと、あたし達みたいに手足が長いと、先まで血が届かないのよ。との解説でした。
こんなカッコいい体で、こんな綺麗な顔しているんだから皆に優しくしてもらって生きている為、皆心も良い子達です。
頭の天辺から足のつま先まで、きれいきれいにしてもらっています。
パリが最後かと思ったら、東京が次に続くらしいですね。知らなかった!