建築家リレー

925 014キフキフパリのフェイスブックページで思いの他反応が良かったビゴの建築物。日本の皆様もやはりお好きなのねと嬉しく思ったものです。
アレクサンドル ビゴ、1862年から1927年までという時代に生きました。
タイル職人というよりはタイル装飾家といいますか、偉大なる建築家達とコーポレーションをして奇想天外な建物をいくつも造りました。同時にパリ6区にあるアルザシエンヌという名門でスノッブな学校の物理の先生でもありました。
 
 
925 001ビゴとよくコーラボレーションしたエクトール ギマール。
ギマールと言えばアールヌーヴォー!
今でもコピーならいくらでも残っていて、これぞパリ!のくねりとした地下鉄の入り口は彼の代表作品です。建築物としてはパリ16区 リュ ドゥ ラ フォンテンヌ通り付近に集中していて、今も見ることが出来ます。彼はボーザールなど名門校で建築の勉強をしたんですが、学校で習ったことはうっちゃって独自のスタイルを通したので、ヤツは二流だね、なんて最初は陰口を言われていました。
925 008ギマールの仕事仲間のアンリ ソヴァージュは、パリ6区ヴァヴァン通りの名所、歴史的建造物保護のカテゴリーに登録されているタイル張りの建物を造った建築家です。そしてもう1つソヴァージュの作品で有名なのが、ポン ヌフ橋、セーヌ川沿いに建つ今は無きサマリテンヌデパート。創業当時、ボンマルシェデパートのコスチューム売り場ナンバーワンの売り子が結婚してオーナーに納まっていました。
パリで1番大きなデパートと銘打って揺り籠から棺おけまでなんでもござれの老舗デパートでした。大きいだけあって、揺り籠買って、次は棺おけは何処かしらとデパート中を探すのが困難な造りでした。2005年にとうとう閉鎖、すったもんだをして、お化け屋敷のようになったのですが、やっと高級ブランドグループのLVMHが手を上げてくれて改造工事が始まりました。担当の建築家はなんと、我らの誇りニッポンの姉島和世&西沢立衛。
つらつら繋がるパリの個性たっぷりな建築物がやっと日本に繋がました。
素晴らしい!!!バンザ~イ。