この時期、薔薇マダム達がパリに押し寄せます。前回のプロヴァンの薔薇、そして今回はパリ郊外のマルメゾン城の薔薇です。
マルメゾン城とはナポレオンの妻ジョゼフィーヌがナポレオンがエジプト遠征に行って留守の間に、『奥さんお買い得でっせー』と言われて買ったお城です。帰ってきたナポレオンは、亭主が命を掛けて仕事している間にこんな無駄遣いして、と不機嫌になったそうです。
跡継ぎを必要とするナポレオンと子供に恵まれ無かったジョゼフィーヌは平和に離婚をしました。その慰謝料としてジョゼフィーヌはマルメゾン城とそのコレクション一切合財を貰い、死ぬまでそこに住んでいました。
ガーデニングが趣味のジョゼフィーヌはさっそく有名な庭師を雇い庭造りに励みました。が出来上がった庭を『ケッこんな古臭いのは嫌だわ、私はエゲレス式ガーデンが好きなのに』とクレームをつけ、イングリッシュガーデンの師匠を雇いなおし、お庭を造り替えました。初めからそうすりゃ良かったのに。
マルチニック生まれのジョゼフィーヌはエキゾティックな植物や動物のコレクションをしましたが、その中でもとりわけ薔薇には懲りました。プロヴァンのところでも書きましたが、当時は薔薇は万能薬みたいに使っていたし、一番の魅力はアンチエージングです。ジョゼフィーヌも日頃から薔薇を使っていたそうです。16歳で結婚して子供2人いて離婚、子連れの32歳の時にナポレオンに言い寄られたぐらいの美意識、美貌を保っていた女性が使っていた薔薇はやっぱり効果があるのかもしれません。
1800年初頭は250種類の薔薇を植えたそうです。
コレがジョゼフィーヌの薔薇

1600年の薔薇

2014年の薔薇
お城を正面に見て左側が1800年前後のオールドローズ、右側が近代の薔薇のコレクションです。色も豊富になり、大きさもたっぷり大きくなり、薔薇の世界も進化しているのが見て取れます。
マルメゾンの薔薇は来週一杯ぐらい楽しめます。
ジョゼフィーヌの薔薇
パリから遠足ジョゼフィーヌの薔薇
この時期、薔薇マダム達がパリに押し寄せます。前回のプロヴァンの薔薇、そして今回はパリ郊外のマルメゾン城の薔薇です。
19世紀からあるクリニャンクールの蚤の市は、世界でも最も重要な蚤の市の1つです。フランス国内でも5番目に人気の観光スポットになっています。7ヘクタールに及ぶ広大な蚤の市をぶらぶらしていればきっと一目惚れする物に出会います。
20世紀初めに開かれたヴァンヴの蚤の市は約400のスタンドが出店しているこじんまりした蚤の市。観光客と言うよりはパリジャンに親しまれている蚤の市です。
店を構えている古道具屋なので、パリ滞在中、蚤の市の曜日と合わなくても掘り出し物を探しに行けます。
19世紀半ばにオープンした世界最古のオークション会場ドゥルオ。一山いくらから有名絵画までオークションにかけられます。ハラハラ、ワクワクのオークション独特の雰囲気を体験できます。
ル・ボヌール・デ・ダム、サジュ、レ・ブロドゥーズ・パリジェンヌ等、パリのセンスたっぷりの手芸店で実際に手に取ってたっぷり吟味してください。

手芸ファンには見逃せない大規模手芸見本市。色々なアトリエも開催されるので新しい分野を挑戦してみる良い機会にもなります。2023年は3月9日~12日の開催予定です。
出展数、時期などを考慮してパリ市内の画廊をレンタルし、個展又はグループ展を開催。作家様不在でも作品をお送り頂きパリのスタッフが全て対応いたします。
毎年6月21日は街中どこででも、誰でも音楽を演奏していい日です。場所の選択、申し込み手続き、当日のアテンドを賜ります。
20世紀初頭、芸術家達の溜まり場だったモンパルナスに開校。ザッキン、ブールデル、ゴーギャン等錚々たるメンバーの教授陣がいて、ミロ、タマラ・ドゥ・レンピッカ、バルテゥス等が学んだ伝説の美術学校で、チケット制で参加できるヌードモデルのデッサンクラスがあります。申し込み手続きのお手伝い、初日の同行等賜ります。




アール・ヌーヴォーの父エクトール・ギマールの特異なセンスは、いくつかのパリの地下鉄の入り口でも見ることはできますが、彼の設計した建築物を目の当たりにすると度肝を抜くような作品に感動します。
コルビジェの作品の集大作であるパリ郊外のサヴォア邸、パリ市内にはフランスの名高いモダン建築の手本と言われているラ・ロッシュ邸で内部を隅々まで観察できます。
パリの日本人で一番有名な藤田嗣治画伯が、パリを離れて晩年を過ごした住居兼アトリエ。住居部分はフジタが創意工夫した茶目っ気のある楽しい内装、アトリエは彼の几帳面さと器用さがよく表れていて彼の人となりが垣間見ることがでる貴重な場所です。
キリストが十字架に架けられたときに被せられた茨の冠を保管する為に、13世紀に建てられたサント・シャペル。壁全面がステンドグラスになっていて、まるで宝石箱の中に居るような幻想的な王室礼拝堂。建設された当時から世界中で話題になったほどの迫力は今でも衰えていません。
フランス革命で投獄されていたコンシエルジュリー、処刑されたコンコルド広場、処刑後直ぐに埋葬されたチャペル、靴などの遺品が展示されているカルナヴァレ美術館など、マリー・アントワネットを偲ぶコースをたどります。
パリでローズガーデンと言えばブーローニュの森の中にあるバガテル公園が有名です。1200種、1万本のバラが植えられています。毎年コンクールも開催され、バラファンには欠かせない場所となっています。又、園内にはマリー・アントワネットとアルトワ伯爵が賭けをして64日間で建てたという曰くのあるバガテル城もあります。
●モントルグイユ
●カルチエラタン
●パッシー
●サン・ジェルマン・デ・プレ
●マレ地区
●マルシェ
モン・サン・ミッシェル -ABBAYE DU MONT-SAINT-MICHEL-
ヴェルサイユ宮殿 -Le château de Versailles-
モンマルトル -Montmartre-
オルセー美術館 -Musée d’Orsay-
ルーヴル美術館 -Musée du Louvre-
ノートルダム大聖堂 -Cathédrale Notre-Dame de Paris-
オペラ座 -Le Palais Garnier-
凱旋門 -ARC DE TRIOMPHE-
エッフェル塔 -la tour Eiffel-