飛行機と電車

この所パリ以外の場所での仕事が続き、移動の多い日々を送っています。
サーヴィス向上に励んでいるフランス国鉄が誇る新幹線TGVの車内では、無料マッサージサーヴィスがあったり、車両責任者が挨拶に廻ってきたりと、それまでは”客”という観念しかなかったのが、”お客様”というフランス人にはなかった発想が沸き上がってきた様です。
そこへいくと、飛行機は相変らずの雑さで、やれやれです。退屈に待たされている空港の硬くて冷たいベンチにもじもじしながら座って読んでいた新聞に、『信頼できる航空会社トップ20』なんていう記事が載っていました。
1位 エアーニュージーランド
2位 アラスカエアーライン
3位 ANA
4位 アメリカンエアーライン
と続きます。JALは11位、もちろんエアーフランスのフの字も見当たりません。暇さえあればストライキをしているんですから、それもヴァカンスが始まる時などに。ヴァカンスが台無しにならないように、人はなるべくエアーフランスを選ばないように気をつけます。
ついでに、時間に正確な空港のトップは想像通り、羽田、関空がトップを飾っています。
日本人の時間に対する律儀さはここでも立派に証明されました。
日頃思うのですが、大切にしなければいけない物の1つに”時間”があると思うのです。自分の時間はもちろん、ドタキャンや遅刻などで他人の時間をも無駄にしたら罰が当たります。
40分の遅れで出発する飛行機を待ちながら、呑気な顔して佇んでいる飛行機に”罰が当たるで~ぇ”と八つ当たりしたりしていました。
飛行機の正確さで1等賞はエアーバルティック、パナマカンパニー、アズール ドゥ ブラジルと信じがたい結果が続きます。
明日は早朝にTGVに乗ります。フランス国鉄から、日曜日はパリマラソンがあるので道が封鎖されたり混乱が生じる恐れがありますので気をつけてください。詳しい情報はこちら。とメールが入りました。気が利いているってもんじゃないですか。
では、バスでなく、地下鉄でリヨン駅まで行くか。