幸せさんのフランス人なのに。。。。

週末ドイツ方面に試合に行った息子から、日曜日の夕方SMSが入りました。
息子 ”いつ家に帰るか分からない”
母 ”何故?”
息子 ”電車が動かない”
母 ”何故?”
息子 ”人身事故”
何故、”電車の人身事故の為、帰宅時間不明”と一度に説明できないのか?そしたら、”そりゃご苦労さん”で済むのに。
フランスもヨーロッパの中で自殺が多い国です。フィンランド、ベルギー、東欧に次ぐフランスです。一日に27人ものフランス人が自殺するそうです。ほんまかいな!都会より田舎、ホワイトカラーより労働者の自殺が多いそうです。そういえば、酪農をやっていた近所の男性も数年前の丁度今頃、牛小屋で首吊り自殺をしました。その数日前に道で会った時、金髪の長い髪をもしゃもしゃにしていた彼に、”あーたキリストみたいね”なんて笑って言ったんです。フランスの農民は2日に1人の勢いで自殺しているそうです。
例のエッフェル塔で自殺というのもやはり建設当時からあって、370人が今まで自殺したそうです。
10人に8人はあたしゃ幸せ、3人に1人はあたくしは誠に幸福でございます。という幸せさんのフランス人なのですが。。。
もうアパート中が震え上がるような荒々しさで夜中の1時近くに家にたどり着いた息子。近づいたら大やけどしそうなかんかんに沸騰した薬缶の如くです。
彼の気分が落ち着いた3日経った水曜日にやっと分かった事情は、試合の結果も思わしくなく、怪我までし、おまけに月曜日は大切な試験があって。その勉強は日曜日の夜試合から帰ってきて、ゆっくりお風呂に入ってから、という思惑が大いに外れた、という今度はこっちが薬缶になる番のアホらしさです。その大切な試験の勉強を前日の夜の3時間で片付ける積りだったんかい!
こんな辛い毎日でも私は自殺はしません。