地獄行きの人々

いつも夏休みの時期、憤懣やるかたない気持ちになるのですが、それが年々酷い事になっています。
今年は、犬15%アップ、猫10%アップですって!値段じゃないですよ、捨てられる数です。そんな記事を読むと私の頭は沸騰した薬缶のごとくシューシューします。
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夏のヴァカンスが始まる頃が一番危険な時期で、毎夏約4万匹の動物が捨てられるそうです。悪魔に食われろ!です。
 
 
 
 
 
理由は、
病院や、老人ホームなどに入院したから。
急に動物の毛アレルギーになったから。
失業などで経済的に飼い続けられなくなったから。
カップルが分かれて、どちらも引き取らないから。
買った時はちっこくて可愛かったのに、大きくなって可愛くなくなったから。
何はどうあれ動物放棄は許せませんが、上から順に、仕方ないか~孫の代まで地獄行きのカテゴリーになると思います。
犬はどんだけかまってあげてなんぼな子達です。動物好きなフランス人という印象はありますが、やはり気まぐれフランスン人気質はあるようです。
1日に1時間以上犬の散歩をするフランス人は48%、対し、情熱的なスペイン人は75%の飼い主が1時間以上の犬の散歩を毎日しています。
1週間のうち、平日家で1人でお留守番しているフランスの犬は33%、エゲレスの犬は21%、イタリアの犬は20%。
これには驚き。犬と通勤するフランス人が多いと思っていたのに。
それでも、4時間以上1人ぼっちという事は少ないようです。
パリ15区に、セント リタ教会という小さな素晴らしい教会がありました。何が素晴らしいかって、動物も神が創作したものであるから、と動物のミサを定期的に行なっていたんです。ラクダがひょうひょうと入ってきて、ミサを授かっている様子は何ともシュールです。
悲しいかな、この教会も今は財政難で3月から取り壊しの為閉まってしまいました。
その辺の人間よりよっぽど信頼できる動物に悪い事をしたら地獄行きは間違いなし。神様は見ています。