サクランボカイロ

この時期はいつでも心身共に忙しいです。
もう来週からクリスマス休みが始まるし。
プレゼントどころか、クリスマスツリーは出したものの、巻きつける電気が3本あったのに全滅。どれもピカリとも光りません。電気がつかないツリーはなんだか寒そうで、貧乏ったらしくていけません。なのに買いに行く暇が無い。
それに相変らず目は患っているしでブログが進みません。
しつこく目が、目が。。。と皆に言っていたら、心優しいアドヴァイスをいっぱいいただきました。
集計し、分析した結果、目を暖めるのが良し!となりました。
して直ぐ思い浮かんだのが、アーユルヴェーダーで、目の周りにパン生地みたいなので丸く土手を作って、そこにオイルを注ぐ光景。
オイルは暖かくないのですが、おっとろしいのは目を開けて目ん玉をオイル漬けにすることです。
これを私はオイルの代わりにお湯にしたらいいんかな。と思いついたのですが、一人でパン生地で土手を作って、お湯を注いでなんてできないと気が付きました。
ハテどうしたもんか?
蒸しタオルは私は嫌いです。手を拭くためでも嫌いです。
熱々と思っていたらサッと冷たくなって、ただの濡れタオルになるのが気持ち悪い。
と思いを巡らしていましたら、良い物を持っていたのを思い出しました。
あれは数年前、田舎で何もしないで夏を過ごしていた時です。
その年のサクランボは豊作で、桜の木が赤い水玉になっていたほどです。
桜の木の下に椅子ではなくベットを置いて、一日中寝っ転がって本を読んでいました。
もうしまいには床ずれができたほどです。
鳥に負けないよう、日がな一生懸命サクランボをもいでは食べ、もいでは食べ、手も口も真っ赤、人を食ってきたような有様でした。
それでサクランボの種はバケツにプッと吹き出して入れていました。
1ヶ月もするとかなりの量の種になりました。
良く食べたなーと感動して眺めていたら、余計な事を思い出したんです。
あれはスイスでした。
スイスにしては小じゃれたブティックで、これなーに?という小袋が売っていました。
聞くと、昔からスイスで使われていたカイロだそうです。
中身はサクランボの種。
そーだそーだ、サクランボカイロを作ろう!
種を洗って、日干しして、そのへんに放っぽってあった、Tシャツの袖を切って両端を縫って、と暇にかまけて作ってみました。
種を綺麗に洗うのが面どくなったので、出来上がったのは手の平に乗るぐらいの大きさでした。
出来きたら大満足して、もうすっかり忘れました。
先日探してみたらちゃんと出てきました。
レンジで数秒チンして目に乗せてみると、大きさといい、重さといい、熱さといいばっちり理想!
そのまま寝ちゃっても濡れたタオルのように厄介な事になりません。
オー極楽極楽と楽しみながら、又しょーむないことを思い出しました。
以前、幼稚園で息子がどっかからか落っこったと、電話があり、怪我息子を取りに行くと、小豆をビニール袋に入れて冷凍したものをおでこに当てていました。
校長先生が、『これ便利よ。何処にでも当てられるし、そんなに冷たすぎないし。こおいう息子を持ってるんだからお母さんも家の冷凍庫に常備しておきなさいよ。』と教えてくれました。
結局このアズキアイスノンもサクランボカイロも同じことなんでしょうね。