聖霊降臨祭 ペンタコットの日、フランスでは

今日は6月13日月曜日。カレンダーでは聖霊降臨の日。祝日なんだか平日なんだか人によって違う日です。

そもそも何の日かと申しますと。またもやキリストさんがなんかした日です。

今度は降りてきたんですよ。

何度かお話したように、春に貼り付けの刑で死んだキリストさん、3日後に復活しましたよね。その後再び無事お亡くなりになり昇天されました。ところが、復活したきっちり50日後に又キリストさんの聖霊が火のようなベロとなって信者達のところに舞い降りてきたのです。

何故ベロなのか不思議です。

イタリアで、このベロに因んで、聖霊降臨祭には真っ赤な薔薇の花びらを撒くのを見たことあります。

フランスでは、ベロがべろーんと信者を舐めくる前兆に嵐のような音が聞こえたと言うので、トランペットをプッパーと鳴り響かせます。

風の物凄い音はやっぱりトランペットか、何事かと思うような音を出すからな。と耳を塞いで聞いてました。

カトリックの国はキリストさんが何かする度にその日を休日にすることにしましたが、それじゃあんまりにも多すぎるとさすがのフランス人も反省しました。

2003年にヨーロッパを襲った猛暑。土地柄冷房設備など整っていません。暑さの事も分かりません。ヨーロッパ全土でお年寄りが7万人亡くなりました。フランスでも2万人が亡くなりました。

大ショックを受けたフランス政府は、翌2004年から、今まで堂々と休日だったこの聖霊降臨祭を平日としました。しかしこの日はタダ働きです。

この一日分の給与を老人と身障者への支援に使う事にしました。60%を老人へ、40%を身障者へという配分です。

この日を『連帯の日』と名付けています。すんばらしい考えです。

しかし、働く人全員が従っているわけではなく、曖昧なんです。何人以上の従業員がいる会社が対象とか、別に違う日に実行してもいいだとか、去年やったけど、今年はやらないとか、あなたはやるけど、あたしはやらないとか。

柔軟性があるフランス、自分勝手なフランス、思いつきが先走りするフランス、物事が隅々まで行き渡らないフランス。

それでも、タダ働きの日を実行している人々のお蔭で20億€以上になるんです。大いに助かる金額です。

やっぱりすんばらしい『連帯の日』。 ブラボー!

息子の学校はカトリックの学校なので、迷い無くお休み。またもや3連休。

コメント

  1. paris より:

    あ様
    ヨーロッパ人のこのような発想はやはり宗教感からくるんだと思います。
    ヴォランティアや寄付やらをまったくスマートに自然にこなします。

  2. より:

    おはようございます。
    「連帯の日」って、ほんと素晴らしいですね。休日を平日に変えて、その日働いた分を寄付に回すなんて発想もなかなかすごいと思います。
    日本でも東日本大震災に見舞われたのを契機に、災害を記憶に残すためにもそういう日を作った方がいいんじゃないかなぁと思います・・。
    三陸沖などの東日本太平洋岸って津波被害では昔から有名な場所ですし、三陸に限らず日本は地震や津波被害が多い国です。
    被害の記憶を後世に残すためにも、また被災者の方々にみんなで支えると言う気持ちをあらわすためにも、日本も「連帯の日」を見習うべきだと思いますよ。