一世紀の過ごし方

テレヴィで世界中の100歳以上で元気に一人暮らしをしている人達の特集をしていたので怖い物みたさで見てみました。

先ずはイタリアはサルジニア島。

さすがに相当マッチョな国南イタリア、男性の方が長生きします。

職業は羊飼い。ヤギのチーズと自家製の赤ワインが特に体に良し。100歳超えても畑に出て近所に住む家族と一緒に働いています。

サルジニア島には老人ホームは存在しないそうです。必要ならば家族が老人の世話をするのが当たり前。老人ホームの発想すらないのでしょう。

お次はアメリカ。危険がいっぱいのアメリカにもお元気な100歳はいます。

宗教を生きがいに清く正しく生きている人達です。

もちろんヴェジェタリアン。ハンバーガーなんて見た事もありません。

ヴェジェタリアンといったって、あたしの夕食より豪勢な朝食を平らげています。『さあさあすばらしい一日の始まりよ』と叫びながら。100歳ですよ。

ピンクや黄色い服を着て、日がな聖書を読んで、穏やかに生活しています。

アメリカでは10人に1人が糖尿や脳溢血などの問題を抱えているそうです。2000年以降に生まれた人達は70歳まで生きられなくなるそうです。

アメリカにはそこらに冷蔵庫みたいな体の人がごっそりいますからね。ろくでもないもの食べて、コンピューターの前に張り付いて、車から一歩も出ないで、という生活の結果ですわ。

そして日本。沖縄が紹介されていました。

カロリーが低く、栄養価の高い食べ物が健康の秘訣。お肉やお魚はあまり食べません。要は昔の貧乏だった日本の食生活です。

それも皆が気をつけているのが、腹8分。真面目に一生懸命生きています。

あたしはお腹がいっぱいになると絶望的な気持ちになります。万が一すっごくおいしい物を優しい誰かが持ってきてくれても,もう食べられない事になってしもーた。という暗い気持ちになります。お腹が空いたなという時は幸せに満ち溢れます。希望が膨らみます。さー何食べようか、って。

そして沖縄の老人達もやっぱり皆、自分の畑でせっせと働いています。

さてフランスでは。老人達は気ままに生きています。好きな時起きて、好きな物好きなだけ食べて飲んで、好きな事して。

別に長生きしたくって特別な事を何かしている訳ではない。

唯一の不満は同年代の友達がいなくなったこと。自分の子供すらもう亡くなっていたりします。

102歳のお爺ちゃんはダンスが大好きでよく踊りに行きます。

フランスは日本同様女性の方が長生きしますので、ダンスに来ている老人達も圧倒的におばあちゃん軍団です。

3人しかいないおじいちゃんをおばあちゃん皆で取り合いです。おじいちゃんは休む暇なく、クルクル踊りっぱなし。

パリにも年寄りダンスホールがあります。14時頃、金魚みたく着飾ったおばあちゃん達と、何かの匂いをプンプンさせたおじいちゃん達がはしゃいだ様子で集合します。 名前がいいでしょ。ミラーボールももちろんぶら下がっています。

非難轟々を覚悟で言ってしまいますと。私の理想の世界は、子供は20歳代で生む、育てるのはまだまだ若い祖父母。子供の両親はガンガン働く。時間的、精神的に余裕の有る祖父母に育てられた子供は体も心もバランスよく育つ。70歳で人生終わり。それ以上生きたい人は莫大な税金を払う。医療も教育も無料。

どーよ。