日々、新しい事にチャレンジするキフキフパリ。今回はハンディーキャップの方をパリ観光にご案内しました。
目の不自由なAさんは、彼の病の団体が2年ごとに開催するイヴェントに参加する為に日本から1人でいらっしゃいました。ヒョエーと感心している私に、2年前はドイツまで行きました。と、しゃら~っとおっしゃいます。
オーダーが来た時、俄然興味が湧き色々調べました。盲人友の会とか盲学校などへも行ってしつこく聞いてきました。誰もが言ったことは『心配ありませんよ、彼が上手くリードしてくれますから』。正しくそうでした。が、パリの道がいかに歩きにくいかがどっしり感じられました。
rue 011道の至る所にこんなポールが立っています。
rue 006
 
 
 
 
点字ブロックも破れたまま。あっても磨り減っていてボツボツを感じられない所も多く在りました。
rue 013
 
 
 
 
階段の所に点字ブロックが無い!
 
 
 
 
 
それから乗り物も難しい。先ずバスに乗りました。座る席によって段差がかなりあったり無かったり、座る方向もまちまち、かなり揺れるので立っていると心もとない。Aさんは背も高く、動きもスマートなので、白杖を持っていても、ハンディーキャップと気づかれないので誰も優しくしてくれません。
又、段差のあるバス亭とバスの距離が微妙で、よく、『これじゃあたしゃ降りられない、もっとバスを歩道に近づけておくれ!』と運転手に怒鳴っているおばあちゃんの気持ちが良くわかりました。
地下鉄は切符を通す所や出口のシステムがばらばらなので、いちいち戸惑わされます。
郊外線のRERは恐ろしかった、電車とホームの間が子供ならすっぽり落っこちられる位空いています。そして電車のステップが妙に狭いので、大きな足のAさんの靴は半分位しか乗らず不安定この上なし。白杖でコツコツ突っついて、ここですと示せば、Aさんは難なくクリアーで来るのですが。。。。
これらは、日常いつも体験している事なのに全く頭に入ってませんでした。いちいちが、あらま~っとびっくりしました。
とは言え、素敵なことも一杯あります。ネット予約すら取れないエッフェル塔、朝から大蛇の如くとぐろを巻いて並んでいる人達を尻目に、係りの人に誘導され、さーと入れる気持ちの良さ。ノートルダム寺院も寺院前の広場が何重もの行列で埋め尽くされているのに、さーさーこちらからどうぞ、と特別待遇です。
パリでは、ハンディーキャップ待遇が特に美術館などで整っています。筆頭はルーヴル美術館。入場無料、彫刻などタッチできるギャラリーが特別に用意されています。もちろんガイドツアーもあります。
他にも、ヴェルサイユ宮殿、クルーニー中世博物館、ポンピドゥーセンター、ヴァンセンヌ城なども目の不自由な方にも見学できるシステムが用意されています。
私の仲良しの画家は耳が不自由です。歩行もなかり難です。彼と食事に行ったりする時に気が付くパリの不便と又違う不便な点がAさんのお蔭で良く分かりました。
街中で白杖を持っているのに、すっごい速さで歩いている人を時々見かけますが、慣れれば何でも普通にこなせるのですね。Aさんもカード支払いなどさっさとコードを押して済ませるし、お土産を買っているとき、買い物かごを不器用にあっちこっちにぶつけている私に、僕が持ちましょうか?なんて余裕です。
今回は目の不自由な方のご案内でしたが、他のハンディーキャップの方がパリにいらしても、心配なく《たのしいパリ》を過ごせるお手伝いが出来るよう、キフキフパリとしてもいろいろ調査を重ねてまいります。