以前お話した、大学入学資格試験バック(バカロレア)もすったもんだの挙句やっと終わりました。
近年のテクノロジーのお蔭で、不正行為もとどまるところを知らず、とうとうバックの理数系、数学の問題が1問インターネット上に試験前に流れてしまいました。
なーんだたった1問かとお思いでしょうが、全部で4問しか無いんですよ。
フランスでテストの時、配られた試験用紙を見ると、大きな紙に問題がちょこっと書いてあって、残っている広い白紙をうんたらこんたらと真っ黒に埋めていかねばなりません。
小学校でも算数の答えを出すのに、文書での説明が必要です。
だからフランス人は口が達者なんですえね。だって、だってって何でも言わなければいけない仕組みになっているんですから。
結局、数学の試験は、やり直すなんてとんでもないことなので、流れた1問の問題の採点はせず、その分の点数の配分を他の3問に分配して採点しました。
7月5日に結果が発表されました。
全体で去年より2ポイント高い76.8%の合格率です。合格者の70%前後が大学へ進学、20%前後がエリート校へ行くための予備校へ、10%前後が専門学校へ進みます。平均が20点満点の20点、要するに、全部満点という化け物が1人いました。
結果発表の日は、携帯がなって、『ヤー良かった、良かった!おめでとう』と嬉しさ満杯で答えているお母さん。『オメー、それで追試はいつだ?』と眉間をしわくちゃにしているお父さん、とか他所の家の事情が垣間見える日です。
バックが終わるや否や張り切り出てくるのが銀行です。
フランスの子供はいくら貧乏だといっても、高校卒業すれば、皆自分の銀行口座を持ちます。
人間、一度作った銀行口座って結構そのまま持ち続けるもんですよね。
私も未だに2つ位日本の銀行に口座があるようです。でもしょっちゅう、当時の銀行の名前とぐるぐる違う名前に変わるので、今ではさっぱり何処の銀行に行けばいいのか分からなくなりました。
で、この時期、フランスの銀行はバック合格者に向けてのキャンペーンで大わらわです。
例えばバックの成績で、『大変よろしい』の評価を貰った子には100€、『よろしい』の評価の子には60€、『まあまあよろしい』の評価の子には30€、をプレゼントするから口座を作って!ということをしています。
このプレゼントの額が銀行間の勝負です。他にオマケとして、携帯をあげるとか、車の保険を1年間タダにしてあげるとか、どこの銀行も若い顧客誘致に想像力を総動員して必死のパッチです。
バックが終わり晴れてバカンスに入った子供達、10月の大学の始業日まで、浮れポンチキに青春を楽しみます。

19世紀からあるクリニャンクールの蚤の市は、世界でも最も重要な蚤の市の1つです。フランス国内でも5番目に人気の観光スポットになっています。7ヘクタールに及ぶ広大な蚤の市をぶらぶらしていればきっと一目惚れする物に出会います。
20世紀初めに開かれたヴァンヴの蚤の市は約400のスタンドが出店しているこじんまりした蚤の市。観光客と言うよりはパリジャンに親しまれている蚤の市です。
店を構えている古道具屋なので、パリ滞在中、蚤の市の曜日と合わなくても掘り出し物を探しに行けます。
19世紀半ばにオープンした世界最古のオークション会場ドゥルオ。一山いくらから有名絵画までオークションにかけられます。ハラハラ、ワクワクのオークション独特の雰囲気を体験できます。
ル・ボヌール・デ・ダム、サジュ、レ・ブロドゥーズ・パリジェンヌ等、パリのセンスたっぷりの手芸店で実際に手に取ってたっぷり吟味してください。

手芸ファンには見逃せない大規模手芸見本市。色々なアトリエも開催されるので新しい分野を挑戦してみる良い機会にもなります。2023年は3月9日~12日の開催予定です。
出展数、時期などを考慮してパリ市内の画廊をレンタルし、個展又はグループ展を開催。作家様不在でも作品をお送り頂きパリのスタッフが全て対応いたします。
毎年6月21日は街中どこででも、誰でも音楽を演奏していい日です。場所の選択、申し込み手続き、当日のアテンドを賜ります。
20世紀初頭、芸術家達の溜まり場だったモンパルナスに開校。ザッキン、ブールデル、ゴーギャン等錚々たるメンバーの教授陣がいて、ミロ、タマラ・ドゥ・レンピッカ、バルテゥス等が学んだ伝説の美術学校で、チケット制で参加できるヌードモデルのデッサンクラスがあります。申し込み手続きのお手伝い、初日の同行等賜ります。




アール・ヌーヴォーの父エクトール・ギマールの特異なセンスは、いくつかのパリの地下鉄の入り口でも見ることはできますが、彼の設計した建築物を目の当たりにすると度肝を抜くような作品に感動します。
コルビジェの作品の集大作であるパリ郊外のサヴォア邸、パリ市内にはフランスの名高いモダン建築の手本と言われているラ・ロッシュ邸で内部を隅々まで観察できます。
パリの日本人で一番有名な藤田嗣治画伯が、パリを離れて晩年を過ごした住居兼アトリエ。住居部分はフジタが創意工夫した茶目っ気のある楽しい内装、アトリエは彼の几帳面さと器用さがよく表れていて彼の人となりが垣間見ることがでる貴重な場所です。
キリストが十字架に架けられたときに被せられた茨の冠を保管する為に、13世紀に建てられたサント・シャペル。壁全面がステンドグラスになっていて、まるで宝石箱の中に居るような幻想的な王室礼拝堂。建設された当時から世界中で話題になったほどの迫力は今でも衰えていません。
フランス革命で投獄されていたコンシエルジュリー、処刑されたコンコルド広場、処刑後直ぐに埋葬されたチャペル、靴などの遺品が展示されているカルナヴァレ美術館など、マリー・アントワネットを偲ぶコースをたどります。
パリでローズガーデンと言えばブーローニュの森の中にあるバガテル公園が有名です。1200種、1万本のバラが植えられています。毎年コンクールも開催され、バラファンには欠かせない場所となっています。又、園内にはマリー・アントワネットとアルトワ伯爵が賭けをして64日間で建てたという曰くのあるバガテル城もあります。
●モントルグイユ
●カルチエラタン
●パッシー
●サン・ジェルマン・デ・プレ
●マレ地区
●マルシェ
モン・サン・ミッシェル -ABBAYE DU MONT-SAINT-MICHEL-
ヴェルサイユ宮殿 -Le château de Versailles-
モンマルトル -Montmartre-
オルセー美術館 -Musée d’Orsay-
ルーヴル美術館 -Musée du Louvre-
ノートルダム大聖堂 -Cathédrale Notre-Dame de Paris-
オペラ座 -Le Palais Garnier-
凱旋門 -ARC DE TRIOMPHE-
エッフェル塔 -la tour Eiffel-