あーヴァカンス!

このタイトルは否定的な意味です。ええ又お休みです。
幼稚園から高校まで同じリズムで、年間何回もヴァカンスがあります。
先ず、気絶しそうな長い夏休みが終わり、9月頭から新学期がやっとこさ始まります。
これが先生、生徒、父兄全員にとってえらくきつい。
心身共に休みボケきった状態で、冬まっしぐらなグレーな季節を6週間乗り越えなくてはいけないのです。
一番長い第一学期。
自殺しようかと思う10月下旬頃、墓参りの休みが10日ほど入り一息入れられます。
やっと本来の調子を取り戻し、それ!と思いきや、クリスマス休暇。
2週間浮れに浮れて新年を迎え、気を取り直して、真面目に取り組んだ矢先に2月の冬休み。
今です。別名スキー休みと言われてますので、スキーに行かねばなりません。
スキーで折った足がやっと直ったら、おや、もう4月の春休み。
2週間の休みが終わったらもう5月。
フランスかて5月はゴールデンウィーク。授業なんて半分しかありません。
6月は、学生最大のイヴェント、高校卒業試験『バック』。
関係ない生徒は、ほっぽりっぱなし。
そして長い長い夏休みの始まり始まりーぃ。
ヴァカンスは人生でとても大切な事、働く目的。
なのでより快適に過ごす為、フランス全土を3つのセクションに分け、ヴァカンスの時期をずらし混雑を避けるよう配慮されています。
もちろん親戚一同揃うクリスマスと夏のヴァカンスは全国統一されています。
こんな繊細な心使いを此処に発揮するフランス人が私は好きです。