2月2日はクレープの日

息子からSMSで、”今日はシャンドゥレールの日”というメッセージがぶっきら棒にきました。だから?と取り込み中だった私は気にも留めず、すぐさまその場で忘れました。夜帰宅するメトロの中で、あ~あ夕食どおするかな~とぼんやりしていて、ポンと出てきたのが息子のSMS。そーだったあの子は小さい時から、今日はシャンドゥレールだよと言って、朝出かけて行ってたな。
シャンドゥレールとは2月2日、キリストが生まれた12月25日から40日目です。
元々は農民が畑を清める為に2月2日に松明を持って畑を巡った、という季節の行事だったのですが、5世紀になって法王が、当時の、長男は生まれて40日目にお宮参りをするという習慣に沿って、キリストがお宮参りをした日という宗教行事にしました。
その日2月2日は、前年の麦を使ってクレープを焼き、その年の繁栄を願います。何故パンとかお菓子でなくクレープなのかと言いますと。沢山ある説の中、厳しい冬の夜が明けて春の太陽に因んで、形と言い色合いと言い、それ風なクレープになったという説が一番私は気にいっています。
私は、夜クレープを食べる為にはクレープの種は前夜に作って寝かせます。翌日、種にミルクを足して滑らかにして午前中には片面を焼いて又寝かせます。夜食べる時もう片面を温める程度に焼くだけなので、ホイホイ作れます。
クレープは小麦粉でデザート用。ギャレットはそば粉で食事用というのが通常です。私は小麦とそば粉を混ぜて、あれば昔サウジアラビア人の友達に教えてもらった様にビールを少々入れます。今考えればリヤド在住の彼はどうやってビールを手に入れていたのかしら?あの国であの恰好した髭面がクレープ食べてるなんてそもそもおかしい。
な訳で、2日にクレープを食べるのは無理なので、今晩作ります。スーパーへ行くとクレープ用食材がずらりと並んでいました。私は窒息死するほどたっぷりとろけるチーズを入れるのが好きなので、チーズ一杯とハムとマッシュルームとほうれん草と
ベーコンと生クリームと板チョコレートを買いました。チョコレートはデザート用です。すっきりデザートにはお砂糖とレモンを絞ったのも美味しい。
飲み物はシードルがお決まり。