大股でやって来る

ずんずんこっちに来ますノエル。そう、もういくつ寝るとクリスマスです。
昨日の土曜日は朝からパリ市内も大きな雪がはらはら降りました。
そうすると気持ちはすっかりノエルに成りきりますので、お父さんと息子はもみの木を買いに行きます。
なぜか、お母さんと娘の組み合わせで買いに行くのはあまり見かけません。
暖房の入ったアパート内では本物のもみの木は、乾燥して木の周りは落ち葉だらけになって厄介なので、後、一週間位先に買うのが例年だと思うんです。が、この土曜日はもみの木を抱えて誇らしげに歩いている人を沢山見かけました。
雪が降ってるもんだから、まぁそんな風景が良く似合うこと。
私個人のどうでもいい意見を言わせていただきますと。
何かね、生の木をせいぜい一ヶ月の為にばっさばっさ切り倒しちゃうっていうのが気に食わないんです。
私はプラスチックのもみの木を、地下の倉庫から出してきて、何年も何年も使ってます。
1月になって、道に打ち捨てられてる痩せ細ったもみの木を見ると、あーあーあー。と思います。
そんな感情を抱く人は他にも居たようで、最近は公園に、役が終わったもみの木を収集するところを設け、集まった木を砕いて肥料にしましょう。
など、かわいそうな木の安泰な行く末を考慮しています。
フランス人がノエルにかける金額は平均600€だそうです。これはヨーロッパの他の国に比べて少ない方なんですって。
一体庶民がどうやって捻出するのかと言いますと、その為に貯金をする。或いは物を売ってお金を作るらしいです。
物を売って又物を買うって、どげなことかと思うんですが。
皆の頭痛の種のプレゼントは今じゃ50%はインターネットで買うそうです。
何しろ毎、毎、毎、毎年ですよ。それも同じ人に。
もうプレゼントは未成年だけにあげるってことにする訳にはいかないんでしょうか。
そうだそうだ、て手を上げてくれる人いっぱい居ると思うんですけどね。
そうです、私は夢も可愛げもへったくれも無い性格の人間なんです。
売り物のもみの木