ちゃんーとブログで書いたんだから知っていたはずなのに、とことん忘れていたこの週末の『文化遺産の日』。
自分でも腹が立つほど非合理的な動きを一日してて、夕方家にたどり着く前にモンパルナスのブラッスリー、クーポールで力尽きてへたり込んでいました。
年を取るとはこういうことなんだわね。とため息をついている隙から、なんか人がぞろぞろ下に降りていきます。
ふつーの人、年齢もまちまち。下はトイレぐらいしかないのになー、ギーと観察していて思い出しました。
そうだわ、今日は文化遺産の日。クーポールもプラグラムに入っているんだわ。
クーポール見学! すわ!とあたしも下へ降りていきました。
ガイドをしてくれた人は、モンパルナス在住の画家、家族代々モンパルナスの芸術家だそうです。
お母さんとお父さんももちろん芸術家でここクーポールで知り合って、画家ガイドは乳母車に乗ってクーポールに来ていたそうです。
1920年代のベルエポックのモンパルナスの黄金期の話をいっぱい両親やその友達から聞いて育ったそうです。
タブーが一切無し、毎日乱痴気騒ぎのモンパルナスの雰囲気はかなりパリの中でも独特だったようです。
今ではフランス人より、外国人の方に人気があります。特にアメリカ人はモンパルナスって聞くと目がキラキラします。
ヘミングウェーとかフィツジェラルドとかの影響でしょうね。
今でもモンパルナスにはカッコいいアトリエがいたるところにあるし、芸術家もたんまり住んでいる地区です。
その辺から聞こえてくるのは英語ばかり。
忘れていた文化遺産の日を昨日クーポールで思い出したのに、性懲りもなく日曜日再び忘れていました。
いやいや道を歩いていると、大蛇のごとくの人の列。
なんやねん?大蛇の頭の方に向かって歩いていてやっと思い出しました。
おー文化遺産の日、ってことはこの列は上院へ繋がっているんだわ。
パリはもうこんなにあきあきです。