家へ帰る地下鉄に乗ってる間もぐにゃりとしたpの姿に涙が出てきます。
翌朝11頃にと言われたので、時計を睨みながら11時5分に獣医に電話してみると、未だ検査の結果が出ていないから13時に電話しなおして下さいと言います。Pは無事朝を向かえ落ち着いてる様子だとのこと。
再び時計を睨み、今度は余裕を持って13時10分に電話しました。検査の結果は、薬が効いて安定してきたとのグッドニュース。よっしゃ~ぁ。
普段携帯電話なんてその辺に放ってあって、何時も通じないと皆から言われているのですが、何かあったら何時でも連絡してくれるよう頼んだもんで、お風呂にも持って行き、寝る時も握り締めて寝ていました。なので携帯が鳴る度に心臓が飛び出していました。
その翌日、11時に電話してみると、今朝は良くありません、検査の数値も悪いです。と言います。が~ん。
夕方まで予定があったため、気が気じゃない昼間を過ごして、夕方お見舞いに行ってみると、Pは私の事を完全に無視。かんかんに怒っています。飲みたくもないお水を飲む振りをして水のボールに顔を突っ込んだままです。無理やり顔を上げさせようとすると、奥に行って後ろ向きになって頭を抱え込んでいます。
罪の意識に曇った気持ちで良く見れば、点滴のチューブに繋がれています。隣は例のホモのカップルの黒猫です。この子がずっとみゃあみゃあうるさいんです。こんな状況じゃあうんざりするのは当然だな。
色々なだめすかしたり、お願いしたり、あやまったりしてる間も下を向いてるP。帰る時じゃね又来るね、と出ようとすると、じっと見るんです。
帰りの地下鉄でその目を思い出して又涙がでました。
その後上昇気運に乗ったPは、結局4泊5日で退院でき、家に着くや否や全く元のように健やかな様子になりました。
あれは何だったんだろ、とんでもない悪夢だったわってな感じです。
そして、今朝パリに帰ってきたお母さんが迎えに来て自分の家へ帰って行きました。