フランスは何のお咎めかと恨めしく思うほど灼熱に包まれています。パリで40度なんて日にゃあ、歩いていると上、前、後ろ、横を準備万端のピザ釜に囲まれているような感じです。
お蔭さまで我が家は凌げる状況ですが、最上階などに住んでいる人は室内には居られないです。そんな訳で、普段は日没には閉まるパリ市内の5つの大きな公園を少なくとも月曜日まで、24時間開放する事にしました。
このサハラ砂漠からの熱のお蔭で、電車のレールはひん曲がるし、何故か電気も切れちゃったりして不便は止まりません。が、ウハウハ組もいます。アイスクリームやさん45%アップ、殺虫剤やさん44%アップ、コーンの缶詰やさん36%アップ(皆ミックスサラダを食べるんだな)、ソーセージやさん32%アップ(やはりバーベキュー)、デオドラントやさん18%アップ(家の息子も消火器の如くジュージュー吹っかけています)
ナタリー ポートマンが旦那がパリオペラ座の芸術監督なのでパリに住んでみて、パリジェンヌが夏でもシックな格好をしていてびっくりしたという記事がありました。私こそ、アメリカ人の夏の格好には魂消ます。マンハッタンでも短パンにビーサン!初めて見たとき、全員コニーアイランドに行った帰りか?と思ったほどです。
パリで短パン&ビーサンは全員外国人です。パリジェンヌはちゃんと”洋服”を着ます。この猛暑の中の彼女達の服装は老いも若きもワンピースにサンダル。ワンピースは膝上丈、胸の谷間を大盤振る舞いしたカッティングです。それを眺めていて夏のワンピースって難しという事が分かりました。だらしなくなく、すっきり美しくワンピースを着ている人はほんのわずかです。女の私からは、”見とうない”と思う、だらけた感じのワンピース姿を男性陣は、でれ~んと眺め回しています。
これでは、会社に行っても気が散り散りで仕事にならない事でしょう。
暑さの所為で牛だって、牛乳の出が悪くなるそうです。外で工事をしていた人が座り込んで目が点になっていたので、大丈夫ですか?と安否を気遣いました。前日の新聞に、ペットが、息遣いが荒かったり、フラフラ歩いていたり、目が点になっていたら、救急で獣医にかかるようにと書いてあったので。。
旅行でパリにいらしている方、無理をせず休憩しながら、お水を一杯飲んで、昼間は室内で、散歩は朝、夜にするよう、くれぐれもお気をつけてください。
水曜日ぐらいまでサハラ砂漠からの熱は吹くようです。