ここ1週間パリだけでなくフランス中真夏日です。
アイスクリーム屋、レンタル自転車屋、サンダル屋、フルーツ屋はウハウハです。
海沿いのホテルも週末満室だそうです。ヴァカンスから帰ってきたばかりなのに、天気がいいと直ぐ出かけたくなっちゃうフランス人。
8月がどんよりしょーむない天気だったからもあるけれど、太陽が出ると仕事が手に付かなくなるフランス人。
公園は平日でも朝から混雑しています。
私もそんなダラダラした人達に混じって、キャフェのテラスで隣のタバコの煙を吸いながら座っているよりずっと気持ちのいい公園の日陰で新聞を読んでいたら、英語の達者な国ランキングが出ていました。
1等賞はノルウェイ、2等賞はオランダ、3等賞デンマーク、4等賞スエーデン、5等賞フィンランド。フランスは44カ国中17番目。まあまあ普通の成績。
パリコレのお手伝いしている間思いました。
この業界に関わっている人、例えば英語は簡単簡単という感じで操ってる様々な国のモデル達を筆頭に、美容師、メイクの専門、爪の専門、音楽担当、着せ替え担当、スタイリスト、モデル選択担当、広告担当等等、フランス人皆英語は戸惑わずしゃべれます。
そんな業界他にもいっぱいあると思います。
今のフランス人は頑張って英語しゃべっています。
日本に比べて英語しゃべりの人と接触する機会はうんとあるし、新幹線に乗ってひと眠りしたらもうエゲレスに着きますからね。条件は日本より遥かに恵まれています。
しかしフランス人は日本人同様、外国語音痴という定説がありました。
心が意地悪で英語で聞いても知らんふりする、といわれていたフランス人は英語が分からなかっただけなんです。
今では、特にパリ辺りなら得意満々で英語しゃべってくれます。
ノルマンディー地方などエゲレス人が固まって住んでいる地方などに、近所に留学というスタンスで、フランス在住のエゲレス人宅にホームステイするというのも流行っています。
安いし、いざとなったら走って帰ってこられる!
ロンドンの学校へ留学するのも子供達の憧れです。
ロンドンの学校へ行きたいと子供に言われると親はビビリます。なんせ高いんです。庶民の親はなんとか試験に落こってフランスにとどまってくれるようそっと願います。
言葉が7カ国ぺらぺらって人はなんだか気持ち悪いんですが、1つや2つ言葉を多くしゃべれるということは、それだけ多くのドアが開くというイメージがあります。
目の前にあるドアが1つだけよりいくつかあった方が楽しそうです。
英語をしゃべる声っていいなー。あんな声であんな風に英語しゃべってみたいなーと羨ましくてたまらない人いますよね。あれは一体どんなカラクリなんでしょうね?
そんな英語はフランス語よりよっぽどセクシーで、すっかりポーとなってしまいます。
足の長さと英語が絶対条件のモデルさんたちのデフィレのリハーサル中。皆ありがとうをきちんと言えるよい子達です。