土曜日の夕方、ブーたれ息子のはかどらない宿題と月曜日の科学とスペイン語の試験の勉強をさせようと、母の私は無駄な努力をしていました。
トクトク、とドアをノックする音。
私はピンポーンの音が嫌いだし、大体基本的に直接ドアまで来るという人はアパート内の人以外いないし、アパート内の人も基本的に電話で用は済ませるし。ということでピンポーンは鳴らない様にしています。
嫌ーーーーな予感。このトクトクな感覚は下に住んでいるクソババア。
元はと言えば、このクソババアの文句攻撃の恐怖でピンポーンを外したのかも知れません。
この地区の隣近所でも有名な嫌われ者。
建物の掃除する人も泣いて辞めた人が何人いたか。
ドアの向こうに居たのは、案の定クソババア。
なんやねん!的態度で挑んだ私に、
抱きつかんばかりに目をウルウルさせて、
あなたのお国がこんな大変なことになって!
そんな中、本当に日本人は素晴らしい!
こんな立派な態度で事態を受け止められるのは、世界広しといえども日本人だけだ!
騒いでばっかり、文句ばっかり言ってるフランス人は、日本に修行に行くべきだ!
(先ずあんたね)等等、永遠にまくし立てて、興奮で目をピンクにさせて帰っていきました。
へっ、いい人だったのかしら?
ただ許容範囲がとても狭いと言うだけで、悪い人っていうんでは無いんだなと発見しました。
思えば、このアパートに引っ越して早や17年。
下のクソババア家族(いい人かもと発見しても名前は早々変えられない)はまだいなくて、本当に平和で皆とっても仲良しのアパートだったんです。その話の続きは又明日
張り詰めきった緊張がぎりぎりになったのか、NHKもちょこちょこ休んで見られません。
フランスではカダフィー退治が一番の問題になり、日本の地震特番がなくなって、日本の様子をがっちり取り込んで見入ることが出来なくなってしまいました。心配不安。