新年明けましておめでとうございます。
2017年もどうかどうかキフキフパリを宜しくお願い申し上げます。皆様に”たのしいパリ”を過ごして頂けますよう、より一層の努力を致します。
あれよあれよと言う間にもう2017年を5日間も過ごしてしていました。それも新年の喜びを噛みしめてる暇がなかったからです。
2017年1月1日、朝、何か嫌~な予感で起きました。何か不味い事が起きている。眼鏡無しでほとんど盲目状態でお風呂場へ行ってみると、ぎょえ~ぇ。水浸し!!!!足元がぴちゃぴちゃしています。危険を察知する獣の感はまだ衰えていないようです。経験豊富な年の功でそんな場合冷静沈着に行動できる私は、先ず水漏れ場所を確認、ちっ、上の階からではなく、水道管のジョイント部分からです。素早く水の元栓を止めます。お風呂場に絨毯を敷くという悪い趣味があるもので、びしょびしょ絨毯を引っぺがします。いくつかに切り分けてもびくともしないぐらいずっしり重い絨毯を抱えたときは、死体を運ぶのは到底無理な話、映画のシーンは嘘八百と思いました。この思いはクリスマスに大鮭と格闘した時も思ったことです。
下の階に水が漏れて行かないようタプタプしている水をちゃっちゃとふき取ります。バスタオルを絞るのだけで手、何故か足の皮も剥けてしまいました。
あ~休憩、休憩。
ご飯食べたり、メールや電話で新年の挨拶をしているうちにもう夕方。うんだば、ジョイントを取り換えるか、と勇敢にも立ち上がってのですが、複雑怪奇な入り込んだ水道管は私の力では無理。信頼できる水道やと電気やの電話番号を常備薬のように備えてあるので、電話しようとしたのですが、いくら何でも1月1日は不味かろう、と思い直し2日の朝、電話しました。やってる最中の仕事をほっぽりなげて来てくれた天使の水道や。ジョイント1個変えるだけと気軽に始めました。ハイ出来た!と水道の元栓を開けてみると、あらまぁ、あっちもこっちもぴゅーと水が漏れています。潮吹きクジラが何頭か現れた光景です。なんせ全てがアンティックなのもので、1か所触るとドミノ式に崩れていくようです。そこから水道屋の苦悩が始まりました。
悪戦苦闘している最中もほっぽらかされたお客さんと同僚からじゃんじゃん電話がかかってきます。携帯の呼び出し音がすごい音量なので、うるさいのなんの、おまけに、より一層のヴォリュームでアッラーアクバールとお祈りの呼び出しも始まりました。
結局、2日間に渡る大工事となってしまい、水道やも私もとんだスケジュール狂いになりました。そんな訳で今日はもう5日。
今年の悪いことはこれで済んだね,後は良い事ばかりが待てるよね。と言い合いながら、びっしょりになった水道やは帰って行きました。