相変らずフランスはぐわっと猛暑になったり、すっと落ち着いたりを繰り返しています。よって女性はなるべく裸に近い格好となります。太ももをぶるぶる出していたり、おっぱいも先っぽさえ見えなきゃいいだろうと言った露出ぶりです。
先日ミニスカート姿の友達と地下鉄のホームを歩いていたら、『おんどりゃ~、線路につき飛ばしたろか!』といきなり怒鳴りはじめました。暑さでとうとう頭がショートしたのか、と慄いた私は、彼女の肩を抱いて、落ち着いて!お水でも飲む?と気遣って顔を覗いてみると、正気な眼つきで、痴漢よ!
痴漢とは、日本にしかいない者だと思っていたのですが、昨日新聞を読むと、公共の乗り物の中で100%の女性が、つまり私以外全員痴漢の被害にあったことがあるそうです。
そこで政府は刑罰や、SMSで直ぐ通報できるシステムなどを真剣に考え始めました。
フランス人の不思議の1つに、列に並ぶ時、妙にくっ付いて並ぶんです。おばちゃん達も、飛び出たぶにゃぶにゃしたお腹やおっぱいをくっ付けるようにして後ろに並びます。この現象は、エゲレス人の友達とも不気味だねと言い合っています。そのくせ地下鉄の中などではちょっとでも腕などが触ると、おっと失礼、と弾けたように離れます。
最近はパリの地下鉄やバスも異常に混んでいる時があって、そんな時は痴漢も張り切るのでしょうが、東京ほどの混み具合は中々ないのですがね。
今は、地下鉄の構内や車内でスリに注意のアナウンスが各国語で放送されますが、そのうち、痴漢に注意が放送されるのでしょうか?