昨日、題名も忘れたアメリカ映画を眺めていて、『どうしてアメリカ人ってこんなにも国旗を玄関先に掲げるのだろう?』と再度不思議に思いました。
アメリカ国旗は確かに格好いいけど、実際田舎の1軒屋は決まりのように国旗付き。
カナダ人も何処でもリュックサック持ってくるけど、そのリュックサックは必ずカナダの国旗付き。
嬉しいんだろうなアメリカ人でいる事、カナダ人でいる事が。要するに愛国心が強いと言う事か?
我々日本人には薄い気持ちだな。
『もし、戦争が起きたらあなたは自国の為に戦うか?』の質問に『はい!』と大きな声で1番元気良く答えたのが、スエーデン(80%)数字は四捨五入します。2番 中国(76%) 3番 韓国(72%) 4番 アメリカ(63%) 5番ロシア(61%)6番 フランス (52%) 7番 エゲレス(51%)と続きます。
90カ国中、日本は90番。
これはやっぱり世界大戦の負け組み、勝ち組のトラウマがあるようです。
スエーデンって第二次世界大戦の時確か中立国でしたよね。
悪魔扱いされた、日本とドイツは今だに深ーい傷を負っているのでしょう。
ドイツ人は自分がドイツ人であることを誇りと思っていない人が多いと聞いたことがあります。
思いのほか、フランス人って団体である国を愛しているんですね。
フランスは2001年まで男子に徴兵制度がありました。
私の周りで徴兵に行った人はごくわずかです。
友達の殆どは朝5時からランニングしたり、坊主頭にしたり、1年間も家族と離れたり、そんな事はイヤ。又は職業柄1年間も実社会から離れるのは怖い、と言って、海外にあるフランスの会社へ働きに行って免除してもらったり、親戚の医者に肺が弱いとか診断書を書いてもらったりして逃れた人ばかりでした。
徴兵制度がなくなった今は、1日徴兵が16歳から25歳までの男女に義務付けられています。
1日中お話を聞くそうです。
どうだった?と聞くと全員、くだらな過ぎて死ぬかと思ったと答えます。
しかし、この1日徴兵を受けたという証明書は、学校へ入る時、就職する時などに必ず提出しなければならない書類の1つです。
イスラエルの若者は良く旅行するなと昔から思っていたのですが、彼らは徴兵がやっと終わって勉強や仕事に戻る前に旅行してリセットするんだそうです。何しろ国民皆兵のイスラエルでは、男子は3年間、女子は1年9ヶ月と長い徴兵期間です。実生活に戻るのも容易では無いでしょう。
何はともあれ、安全に生活できて、ご飯が食べられて、暑さ寒さを凌げて、そんな国にいるだけでも『コレ幸い!』と幸せを噛み締めなければいけません。
それに世界的に受けのいい日本の国民である事も外国にいるとつくづくラッキーだと思います。
国籍の為だけに辛い思いをする人が大勢いる世の中ですもの。