又ヴァカンスかい?と言われるほどフランスの学校はヴァカンスが多いようです。小学校の授業時間は週24時間ぐらい、年間3ヶ月半のお休みがあります。
修学旅行などは学校、そして担任の先生によってまちまち。隣のクラスは2回も行ったのに、僕のクラスは一度も行っていない、だって僕の先生は小さい子供がいるから泊まりで家を空けられないから。
隣のクラスは音楽の授業無いけど、僕のクラスは音楽の授業がある、だって僕の先生音楽好きなんだって。ちぇっ。
学校全体で!という意識はありません。
今フランス革命を勉強してるから来週はベルサイユ宮殿へ行くんだ。
今、モリエールを勉強しているから、今夜劇を見に行くんだ。
などフランスの子供達はよくクラスで出かけていきます。
暖かくなって来きた丁度今頃から、冬眠から起きだして穴から出てきた小熊や子狐みたいに、美術館やお城などは子供達で賑やかになります。
どの美術館も子供達の為のカリキュラムがあり、専門の解説員がいます。
オペラ座でデッサンをしている学生達
一方的なお話ではなく、どーしてだと思う?とか何のためだと思う?など質問を投げかけて、子供達がハイハイ手を挙げて答えています。
こう聞くとなんだかゆるく楽しそうな学校生活ですが、幼稚園から落第や飛び級がある厳しさがあります。
どん底まで落ちこぼれると、もう敗者復活は難しく、学校もおっぽりだされ、仕事もなく、悪い世界まっしぐらです。
4月のカレンダーを見ていてゾッとしました。4月に2週間のイースター休み、5月はフランスとてゴールデンウイーク、あっと言う間もなく6月で夏休み。
こんなに早く時間が過ぎていくのでは、落こった成績を挽回する時間がないじゃないの、と、母の肩はがっくり落ちるのです。