日々、新しい事にチャレンジするキフキフパリ。今回はハンディーキャップの方をパリ観光にご案内しました。
目の不自由なAさんは、彼の病の団体が2年ごとに開催するイヴェントに参加する為に日本から1人でいらっしゃいました。ヒョエーと感心している私に、2年前はドイツまで行きました。と、しゃら~っとおっしゃいます。
オーダーが来た時、俄然興味が湧き色々調べました。盲人友の会とか盲学校などへも行ってしつこく聞いてきました。誰もが言ったことは『心配ありませんよ、彼が上手くリードしてくれますから』。正しくそうでした。が、パリの道がいかに歩きにくいかがどっしり感じられました。
道の至る所にこんなポールが立っています。

点字ブロックも破れたまま。あっても磨り減っていてボツボツを感じられない所も多く在りました。

階段の所に点字ブロックが無い!
それから乗り物も難しい。先ずバスに乗りました。座る席によって段差がかなりあったり無かったり、座る方向もまちまち、かなり揺れるので立っていると心もとない。Aさんは背も高く、動きもスマートなので、白杖を持っていても、ハンディーキャップと気づかれないので誰も優しくしてくれません。
又、段差のあるバス亭とバスの距離が微妙で、よく、『これじゃあたしゃ降りられない、もっとバスを歩道に近づけておくれ!』と運転手に怒鳴っているおばあちゃんの気持ちが良くわかりました。
地下鉄は切符を通す所や出口のシステムがばらばらなので、いちいち戸惑わされます。
郊外線のRERは恐ろしかった、電車とホームの間が子供ならすっぽり落っこちられる位空いています。そして電車のステップが妙に狭いので、大きな足のAさんの靴は半分位しか乗らず不安定この上なし。白杖でコツコツ突っついて、ここですと示せば、Aさんは難なくクリアーで来るのですが。。。。
これらは、日常いつも体験している事なのに全く頭に入ってませんでした。いちいちが、あらま~っとびっくりしました。
とは言え、素敵なことも一杯あります。ネット予約すら取れないエッフェル塔、朝から大蛇の如くとぐろを巻いて並んでいる人達を尻目に、係りの人に誘導され、さーと入れる気持ちの良さ。ノートルダム寺院も寺院前の広場が何重もの行列で埋め尽くされているのに、さーさーこちらからどうぞ、と特別待遇です。
パリでは、ハンディーキャップ待遇が特に美術館などで整っています。筆頭はルーヴル美術館。入場無料、彫刻などタッチできるギャラリーが特別に用意されています。もちろんガイドツアーもあります。
他にも、ヴェルサイユ宮殿、クルーニー中世博物館、ポンピドゥーセンター、ヴァンセンヌ城なども目の不自由な方にも見学できるシステムが用意されています。
私の仲良しの画家は耳が不自由です。歩行もなかり難です。彼と食事に行ったりする時に気が付くパリの不便と又違う不便な点がAさんのお蔭で良く分かりました。
街中で白杖を持っているのに、すっごい速さで歩いている人を時々見かけますが、慣れれば何でも普通にこなせるのですね。Aさんもカード支払いなどさっさとコードを押して済ませるし、お土産を買っているとき、買い物かごを不器用にあっちこっちにぶつけている私に、僕が持ちましょうか?なんて余裕です。
今回は目の不自由な方のご案内でしたが、他のハンディーキャップの方がパリにいらしても、心配なく《たのしいパリ》を過ごせるお手伝いが出来るよう、キフキフパリとしてもいろいろ調査を重ねてまいります。
パリの障害者対応事情
パリ暮らしパリ障害者対応事情
日々、新しい事にチャレンジするキフキフパリ。今回はハンディーキャップの方をパリ観光にご案内しました。
19世紀からあるクリニャンクールの蚤の市は、世界でも最も重要な蚤の市の1つです。フランス国内でも5番目に人気の観光スポットになっています。7ヘクタールに及ぶ広大な蚤の市をぶらぶらしていればきっと一目惚れする物に出会います。
20世紀初めに開かれたヴァンヴの蚤の市は約400のスタンドが出店しているこじんまりした蚤の市。観光客と言うよりはパリジャンに親しまれている蚤の市です。
店を構えている古道具屋なので、パリ滞在中、蚤の市の曜日と合わなくても掘り出し物を探しに行けます。
19世紀半ばにオープンした世界最古のオークション会場ドゥルオ。一山いくらから有名絵画までオークションにかけられます。ハラハラ、ワクワクのオークション独特の雰囲気を体験できます。
ル・ボヌール・デ・ダム、サジュ、レ・ブロドゥーズ・パリジェンヌ等、パリのセンスたっぷりの手芸店で実際に手に取ってたっぷり吟味してください。

手芸ファンには見逃せない大規模手芸見本市。色々なアトリエも開催されるので新しい分野を挑戦してみる良い機会にもなります。2023年は3月9日~12日の開催予定です。
出展数、時期などを考慮してパリ市内の画廊をレンタルし、個展又はグループ展を開催。作家様不在でも作品をお送り頂きパリのスタッフが全て対応いたします。
毎年6月21日は街中どこででも、誰でも音楽を演奏していい日です。場所の選択、申し込み手続き、当日のアテンドを賜ります。
20世紀初頭、芸術家達の溜まり場だったモンパルナスに開校。ザッキン、ブールデル、ゴーギャン等錚々たるメンバーの教授陣がいて、ミロ、タマラ・ドゥ・レンピッカ、バルテゥス等が学んだ伝説の美術学校で、チケット制で参加できるヌードモデルのデッサンクラスがあります。申し込み手続きのお手伝い、初日の同行等賜ります。




アール・ヌーヴォーの父エクトール・ギマールの特異なセンスは、いくつかのパリの地下鉄の入り口でも見ることはできますが、彼の設計した建築物を目の当たりにすると度肝を抜くような作品に感動します。
コルビジェの作品の集大作であるパリ郊外のサヴォア邸、パリ市内にはフランスの名高いモダン建築の手本と言われているラ・ロッシュ邸で内部を隅々まで観察できます。
パリの日本人で一番有名な藤田嗣治画伯が、パリを離れて晩年を過ごした住居兼アトリエ。住居部分はフジタが創意工夫した茶目っ気のある楽しい内装、アトリエは彼の几帳面さと器用さがよく表れていて彼の人となりが垣間見ることがでる貴重な場所です。
キリストが十字架に架けられたときに被せられた茨の冠を保管する為に、13世紀に建てられたサント・シャペル。壁全面がステンドグラスになっていて、まるで宝石箱の中に居るような幻想的な王室礼拝堂。建設された当時から世界中で話題になったほどの迫力は今でも衰えていません。
フランス革命で投獄されていたコンシエルジュリー、処刑されたコンコルド広場、処刑後直ぐに埋葬されたチャペル、靴などの遺品が展示されているカルナヴァレ美術館など、マリー・アントワネットを偲ぶコースをたどります。
パリでローズガーデンと言えばブーローニュの森の中にあるバガテル公園が有名です。1200種、1万本のバラが植えられています。毎年コンクールも開催され、バラファンには欠かせない場所となっています。又、園内にはマリー・アントワネットとアルトワ伯爵が賭けをして64日間で建てたという曰くのあるバガテル城もあります。
●モントルグイユ
●カルチエラタン
●パッシー
●サン・ジェルマン・デ・プレ
●マレ地区
●マルシェ
モン・サン・ミッシェル -ABBAYE DU MONT-SAINT-MICHEL-
ヴェルサイユ宮殿 -Le château de Versailles-
モンマルトル -Montmartre-
オルセー美術館 -Musée d’Orsay-
ルーヴル美術館 -Musée du Louvre-
ノートルダム大聖堂 -Cathédrale Notre-Dame de Paris-
オペラ座 -Le Palais Garnier-
凱旋門 -ARC DE TRIOMPHE-
エッフェル塔 -la tour Eiffel-