又、目の調子がおかしくなったので、予約の電話をすること3日間。『混んでいます、又の機会にお電話下さい』のテープが廻り続けています。
痺れを切らし切ったし、目は痛いしで、一大決心を起こして分厚い本を携えて眼科専門病院の緊急セクションへ向かいました。
思いの他ちゃっちゃと和やかに診察申し込み手続きが済み、さ~てこれからが長いぞ~と、何時までも待ってる覚悟で本を広げました。
ところが私の横にぼーと電信柱のように立っている人がいて気が散ってなりません。
何なのこの人?と見上げると、グッ!右の目玉がぴよ~んと飛び出ておっこちんばかりになっています。こんなことになっても人間は立っていられるし、頭も正常に動くんですね。
ひょ~、ショック状態で周りを良く見渡せば、そこはハロウィンです。
目が血の様に真っ赤の人、もう瞳も何もありません。片目の瞳がない人、目が粘液状の物でぐちゃぐちゃの人、etc...
普通の病院の緊急セクションには人生で何度も行った事がありますが、こんな状況初めてです。
その上、待っている人同士が喧嘩をおっぱじめました。ブラックのおばちゃん対おっちゃんです。口達者のおばちゃんに敵う訳がないおっちゃんは、終いには苦し紛れに『おめ~の国はエボラ菌でばばっち~ぃ』と口走って、待合室に居た皆に、いい加減にしろ、ストップ!とバカ扱いされました。
そんなこんなのショッキングな場面に面食らっているうちに、名前を呼ばれ、座るや否や『目がかさかさに乾いているからですよ、ハイ、この薬ね』と、こんにちわ、さようならを言っただけで終わったような感じです。これだけ?と聞くと、これだけでよかったでしょ。だって。
ここの出来事すべてが上手く理解できないうちに家路につきました。