もう有り得ないぐらい気持ちのいいお天気がずーと続いているんです。
こんな事でいいんだろうかと不安になるぐらい。
7月になったら毎日雪が降るんでないかしらと怖い気持ちでいました。
プロヴァンスのジュンコちゃんもブログで話している様に気温が例年より高いので、やさい果物の収穫も異様に早いです。変!
やっぱりまずいことになっていました。
旱魃です。雨が降らない上に気温が高い。
水撒き制限!私知りませんでしたが、各畑って水撒きの水の量の割り当てが決まっているんですね。
『水ポリス』がいるそうです。
水撒きの見回りや、道路脇の植木なども水をあまり必要としない植物を選ぶよう指示したりするそうです。
草地の草が枯れてしまって牛の餌が足りないそうです。
藁や乾燥餌なんかじゃとんと足りず、増してや藁の値段がぐいーと上がっている。
牛の皆に満足に食べさせてあげることが出来なくなったので殺すしか無いんです。と泣きながら訴えている牧畜業者。
魚の養殖業者の悩みも同じ。
水を勢い良く流し続けなくては、水中の酸素がなくなってプランクトンは増え、水中は二酸化炭素だらけになって魚が住める環境でなくなってしまい、養殖の魚は死んでしまう。
映像はほったらかしの釣堀のようにドロドロ緑の養殖場の様子を映していました。
麦畑もしらっ茶けてます。
少しでもまともな麦を救うために水をあげられない地区の麦は焼いてしまうそうです。
この大旱魃は1976年振りだそうです。
同じ問題を抱えているスイスでは、1976年より酷い旱魃だと発表しています。
小麦の収穫が悪いとパンの値段がぐわーと上がります。
今その辺のバゲットが一本95サンチーム。高いと思います。
去年、ウクライナが旱魃や諸々の事情で小麦の生産高が半分になってしまいました。
その埋め合わせをするのが、世界広といえども、アメリカとフランスとアルゼンチンの3カ国だけだそうです。何故?
ともかくしょっちゅうそんなアクシデントがあってパンの値段は上がりっぱなし、お給料はそのまんま。
こうやってフランス革命は始まったんでしたっけね。
そのうちパリのおばちゃん達はエリゼ宮に押しかけて抗議するんでしょうか。その時はあたしも行きます。
風が吹いて桶屋が儲かるんですから、こんな時ひょんな所がウハウハしてます。塩屋です。
海の塩水を日干しして塩を作る人たちです。例年の5倍の生産高だそうです。
フランスの塩は美味しくて有名です。お土産にお料理好きな方には喜ばれると思います。
後は当然、アイスクリーム屋とビール屋は7%アップ。
左はあら塩、真ん中は塩の花といって一番美味しいところの塩、サラダや焼き魚などにパラパラするとよろしい、右は普通の塩。
最低この3種類の塩は皆持ってる。