《今日の話題》の今日とは4月29日の金曜日です。
ええ、フランスでも2つのチャンネルが朝から特集していました。それを洗濯やら買い物やら電話やら、しなきゃいけないことをそっちのけでついつい見てしまったのが、エゲレスの王子様の結婚式。
うちのブーたれ息子も行ってるんですよ、別に式に招待された訳ではないんですけどね。以前お話した交換ホームステイで。
結婚式の前日にロンドン入りし、行き成りグリニッジから船で今一番ホットなウエストミンスター寺院へ到着したそうです。
それで今日の金曜日は何処で何してるんだかさっぱり分かりませんが。
この結婚の主役はやっぱりカトリーヌさんでしょうね。
炭鉱夫の労働者階級の家がカトリーヌさんのおばあちゃんとお母さんの猛烈な野心でガンガン進み、お蔭でお姫様になったんですからこの世の中分かりません。
しかし彼女も成り上がりとして苦労をしたようです。
13歳で変わった学校では、猛烈ないじめにあったそうです。
その学校では新入の女の子を男の子が採点するという伝統があり、カトリーヌさんは10点満点の1とか2ばかりだったそうです。
そんな訳ですから、彼女はやせ細り、顔色も悪くすっかり自信を無くしてしまいました。
ところがおばあちゃんとお母さんの血を濃く受け継いだこの娘っ子は大学に入り大変身。
見事王子様を手に入れました。めでたしめでたし。
という話を聞いて、あーきっと当時は眼がねかけて、矯正でギラギラした歯をしていて、ホッペはエゲレス人によくあるりんごのホッペだったんだわ。
それが大学に入る頃は、矯正も終わり、コンタクトにして、アイラインでも引きゃ直ぐに女の子なんてかわいくなるからな、と決めていたんですが当時の様子を見て見ると今と大して変わりない。
やっぱり家柄でかしら、《あーたのママってスッチーなんですって》っていかにも空飛ぶ弁当運びを軽蔑した言い方をしてる場面をテレヴィドラマでやってましたが、ありえる話です。
仕方ないですよ、今時政略結婚なんて無いんですから、王族内の青い血同士だけで結婚なんてできませんもの、庶民から勇気のある、美人さんを見つけてこなくては。
テレヴィで見るとロンドン中人だらけみたいですが、エゲレス人の30%以上は全く興味なし!
長いウイークエンドを利用して旅行に出たロンドン人も結構居たようです。
若い2人は世間受けするコツが分かっているようで、庶民性と節約をキーポイントにしたようです。
皆さんからの結婚祝いは寄付!
ウエストミンスター寺院を選んだのはセントポール寺院より2KMバッキンガムに近いのでそれだけ警備などを節約できるから。
カトリーヌさんの地元のパブのオヤジや食料品やのインド人夫婦なども式にご招待。
オバマやサルコジーは、仲良くも無い外国のタダの大統領なので招待しない。
このインド人夫婦は招待状は一番安全な銀行の貸金庫に預けたそうです。
ほんで、式が終わるや、盛大なパーティーをするために大慌てで地元に帰って行ったそうです。
1900人の招待客の中でテレヴィに映った人で一番おかしかったのは、ヴェッカムの奥さん(名前も忘れた)、目があっちゃらこっちゃらきょろきょろ、手もどうしていいのかって感じで終始落ち着かない動き、いくら妊娠してるからって、おかしいわ。
やっぱり生まれ育ちって大きいのかしら。