フランスの見本市

ひゃ~、どんどんブログの間隔が大きくなってしまっています。さぼる積もりはちっとも無いのですが、前回のブログでも書いたように、時間の速度に追っつかないのですわ。他人の様子を見て我思うに、動作が鈍くなっているのが大きな原因だと思います。自分ではチャッチャとやっている気でいるのですが、天国から見ればどんくさいことになっているのでしょう。
strasbourg-021で、先週と先々週は見本市のご案内をしていた訳です。
フランス人は見本市となると、お祭り気分でシャンパン、ワインをたっぷり用意するのが決まりです。
 
 
 
 
 
朝は見本市会場に到着するやコーヒーにクロワッサンなどで朝食から始まります。11時30分頃になるとそろそろワインをスポッと開ける音が聞こえ始めます。ポテトチップスやサラミなどのおつまみも何処からか出てきます。12時30頃から本格的にワイン又はシャンパンでランチが始まります。ピンクの顔を輝かせている人が多くなります。食後のコーヒーも飲んで、テーブルが仕事態勢に片付くのが14時過ぎ。そのうち、友達や知り合いやお得意さん達が集まって、永遠のおしゃべり大会が始まります。
17時頃になれば、そろそろシャンパンをポ~ンと開けて1日の労働を癒します。
こんな時のフランス人は素晴らしく親切で気さくになるので、色々な質問に良く答えてくれて、こちらとしては大いに助かります。
未だ私が日本に住んでいた頃、フランスの物産展でシャンパン屋のブースのお手伝いをしたことがありました。先ず朝着くと、『朝はやっぱりピンクシャンパンだよね。』とたっぷりついでくれます。隣のハム屋やチーズ屋なども持ち寄って朝からご機嫌タイムです。フォアグラ屋やチョコレート屋やもいます。なんともゴージャスな楽しい1週間を過ごした思い出があります。
日本からいらした、優等生サラリーマンの方々からしたら目を疑う光景でしょう。1杯いかがですか、と薦められても、手を思いっきり振って断ってしまいます。すかさず、ありがとうと出しかけた手をすばやく引っ込められた私は偉かった。とんだ恥をかくところでした。
昼間、仕事中にお酒を飲む事に罪の意識が働くんですって、とフランス人に言ったら、今度はあっちが耳を疑うことでしょう。
イタリア人のブースはレストランかと見誤まうような様子だったりとお国柄が良く現れる見本市、そこの部分に注目してみると見本市も面白いものです。