パリゲイプライド

前回の予告通り今年のゲイプライドのお話です。

今年も6月最後の土曜日の6月25日14時に、モンパルナスからパレードが出発しました。

もちろん先頭はホモのパリ市長!それとホモって訳ではないけど、宣伝の為に参加した左翼の政治家達です。なぜなら2012年が大統領選の為、選挙運動として『私たちはあーた方の見方よ!』というジェスチャーです。『同姓の結婚を認めようじゃないの』。と話の分かることを言ってます。その夜ニューヨーク州もとうとう同姓結婚を認めました。

今年はいたって政治色の強いパレードでした。変なの!

今年のパレード参加者は50万人。
62のアソシエーションが参加しました。例えば、『警察官ホモの会』とか『医師ホモ愛好会』とか『バス運転手ホモネットワーク』とか職業別のアソシエーションが多いようです。

このパレードはうちの横を通るので毎年出くわすのですが、年々、パレードに参加している人の年齢層が下がり、中学生、高校生ぐらいの子達がコーラの壜にウォッカなど入れて、がぶがぶ飲みながら、気に入った音楽を流している団体の後に踊りながら付いて行くという移動クラブ的になっているような気がします。

ホモじゃない子達も浮れてお祭りして羽目を外すといった感じです。親御さんが見たらさぞかし嘆かれることでしょう。

以前はバーンとしたクウィーンもいっぱいいて見てても楽しかったのに。はしごみたいに高いヒールで行進しているため足を挫いちゃったりして、しょっちゅう救急車がピーポーピーポー来ていました。今はだたの化け物大会のようです。

14時に行進し始めて、16時30分にエイズで亡くなった人の為に3分間の黙祷をします。18時30分頃、終点のバスチーユ広場に着きます。全員が到着するまでかなり時間がかかります。20時、愛に差別は無い!とかなんとかのスローガンで、手当たり次第の人間とキスをします。

ゲイプライドの後、『ミルク』と『フィラデルフィア』の映画を見直してみました。あれから進化したというか進歩したというか、今後どうなって行くんでしょうか?