なんだかやっと冬らしくなってきたパリ。
オーそろそろ地下の物置からプラスティックの恒例のクリスマスツリーを探してくるかという気持ちになってきました。
街を見れば、レストランや商店街ではイルミネーションの電気の線を繋いでいる電気屋さんが大忙しに働いています。
パリ一番の見所、シャンゼリゼ大通のイルミネーションは11月23日18時30分に点火されます。
毎年女優さんがあほらしくボタンを押す役をやらされています。
今年は、映画『アメリ』のあの従順な犬のような目つきのオードリー トゥトゥーがボタン押しの役です。
今年から新しいイルミネーションになるようです。2015年まで使わなくてはいけないので、気合を入れてデザインしたそうです。
先日シャンゼリゼに行った時、木に銀色の糸に繋いだメンコみたいなのがギラギラと絡まっていましたが、あれも使うのかしら?
うっとりシャンゼリゼのキラキラを見ながら歩いていれば、そのうちコンコルド広場の大観覧車に近づくと、クリスマス市場が始まります。
フランスの地方の特産物屋や、ロシアの開けても開けても人形屋、手袋、帽子屋など175件の屋台が出ます。
1月3日まで賑やかにやっています。ここは、やっぱり暗くなってから行くのが楽しいです。
そのクリスマス市が終わった辺りから、グランパレでは遊園地が楽しげに設置されています。大人も嬉しいです。
昔から子供のクリスマス行事として、かぶりつきで見に行くのが、オペラ座の2大デパートのショウウインドウ。
ギャラリー ラファイエットは11月8日、17時30分、遅れてプランタンは11月9日、17時15分にクリスマス飾りをお披露目しました。
プランタンデパートはカール ラガファイルドとジョニー テップの奥さんヴァネッサ パラディー (フランスでは、ジョニー デップの事をムッシュ ヴァネッサ パラディーと呼んでいます)というスターが電気のボタンを押しました。
この2大デパートのクリスマスのウインドウを見に来る人の数はスコットランドの人口の2倍もの人出になるんですと。
昔は熊とかペンギンとか愛らしいカラクリ人形が主でしたが、今は餓鬼はお金を使わんという事に気がつき、一番お金を使ってくださるアジアのお客様をターゲットに、高級品をまとっているバービー人形とかがウインドウの主役になりました。
パリ中、商店街もお店も広場も教会もどこもお飾りしています。
いつもにましてフォトジェニックなパリです。