今スノッブな人達でワイワイやっているピカソのくじ引き。
1枚100€でチケットを買ってくじで当たったらピカソの L’HOMME AU GIBUS、1914年作、見積価格800,000€の絵が自分の物になるというのです。集まったお金でレバノンのTYRというユネスコで世界遺産に指定されている町を保存する資金にするのが目的です。TYRはベイルートから南へ70KM行った紀元前から存在する地中海に面する町です。50,000枚のくじを用意しているそうです。っていうことは。。。。。
絵はピカソの子供達や孫が本物と太鼓判を押しています。
発起人はテレヴィの司会者でプロドューサーでもあるレバノン生まれのペリー コーシャン。いいアイディアだな夢があってみんなが幸せな気持ちになるもんなあ。
レバノンは第一次世界大戦後フランスの委任統治下になった時期があった為、今でも両国は深い繋がりがあり、レバノン人はフランス語が達者です。ですからパリにはレバノン人もいっぱいいますが、パリにいるレバノン人で貧乏人って見たこと無いです。ところでレバノン人って特に女性は皆同じ整形外科医に行ってるのかと思うほど同じ顔してる気がするんですがね。美人さんは皆、アラジンと魔法のランプのヤスミナの顔をしています。彼女達の整形手術の1番は鼻だそうです、次がおっぱいなんですって。と話がとんちんかんになりましたが。このピカソのくじ引き話を聞いて、先週パリで行われた福島の状況に関するコンフェランスを思ったのです。福島に住んでいる方からの現状の報告、専門家が実際にリサーチした実質的な数字など聞いていると怒りでジンジンしてきました。日本政府は何処にいるの?自分の生活を犠牲にしてまでボランティアで活躍している人も大勢居るじゃないですか。でも大きな石をありんこが集まって一生懸命押してるような感じです。もっともっともっと集まれば少しずつ動くかも知れませんが、でもそのうちありんこは心身共に力尽きてしまいます。日本人に生まれて損した、と思われるような国になって欲しくないです。
誰かいないですかね、ゴッホあたりの絵のくじ引きを作って福島に寄付してくれる粋な人。
ピカソを茶の間に飾る夢を買いたい方はこちらからチケットが買えます。
抽選会は12月18日です。