パリとその近郊では、1年中見本市をやっています。
その中で、今開催している恒例の『秋のサロン』に偵察に行ってきました。
別に『秋』という季節に因んだ物の展示会ではなく、ただ秋にやるから『秋のサロン』って名前です。
でなもんで何でもかんでもあります。
探し物があったので、斜め上方を、丁度口がぽっかり開いちゃう角度をきょろきょろしながら歩いていたら、直ぐに皺伸ばしのクリームを売っているおばさんにとっ捕まりました。
強引です。腕を掴んで離しません。
あたしの顔見て大きくため息つきながら、このクリーム使わなきゃ。
ぶらぶら説明しながらあたしの両腕を使ってデモンストレーションをしていました。
『どーよどーよいいでしょ!』なんていちいち確認取りながら。
『いい感じね、じゃあ友達も呼んでくるね』なんて気弱な言い逃れをして、おばさんの手から逃れてきました。
と、10歩も歩かないうちに人の顔をずーと見て、首をふりふりしている違う皺伸ばしクリームおばさんがあたしの肩を抱きかかえます。
さっきの物とほぼ同じ。言ってる御託も同じ。
ヒッ!又元の所に戻っちゃったのかしらと恐ろしくなりました。
『あんたの顔は皺くちゃだらけー』と皆に指差されている悪夢を見ているようでした。
帰りの地下鉄の中で読んでいた新聞に、パリとパリ近郊を訪れた人数は2011年も相変らず上昇し続けているそうです。
その中でも75%がフランス国内から上京してきた人達。
都観光、或いは出張に来てアヴァンチュールを楽しむビジネスマン。そしてこのようにサロンの出展者やサロン見学の為にパリに来る人の数も馬鹿になりません。
パリ、その近郊地域観光委員会は、それでも能天気にはしていません。
もう来年のことを心配しています。
なんてったって憎っくきロンドンでオリンピックが開催されます。
皆ロンドンへ行っちゃいます。
パリが2012年のオリンピック開催地として有力だったのに、まんまとロンドンに負けてしまったときのフランス人の悔しがり様は、幼稚園児でした。
『ロンドンだけはイヤ!許せない』 とか 『ロンドンはずるした!』 とか。。。。
それで、委員会としては、新幹線で4時間半以内でパリに来られる人にターゲットを当て、電車+ホテル=2人目の電車賃はただ。とかレストランのメニューを頼んだら2人目は半額とかのパッケージを用意するそうです。
フランスの田舎から上京してきても親戚のうちや友達のうちに泊まって、ホテルもレストランも使わない人に何とかお金を使わせようという魂胆もあります。
見本市に出展している人たちはフランス国内からだけではありません。
奥さんチョコレートはお好き?とでっかいいかにも不味そうなチョコレートを差し出してきた人はイタリアのお方。
最初の皺伸ばしおばさんは、イスラエルのお方。
等など、こおいった人たちもホテルに泊まって、レストランで食事してと1週間パリに滞在してくれれば、観光委員会としてはウハウハです。
見本市も大切な観光資源となります。
パリに来る人々色々
イベント
19世紀からあるクリニャンクールの蚤の市は、世界でも最も重要な蚤の市の1つです。フランス国内でも5番目に人気の観光スポットになっています。7ヘクタールに及ぶ広大な蚤の市をぶらぶらしていればきっと一目惚れする物に出会います。
20世紀初めに開かれたヴァンヴの蚤の市は約400のスタンドが出店しているこじんまりした蚤の市。観光客と言うよりはパリジャンに親しまれている蚤の市です。
店を構えている古道具屋なので、パリ滞在中、蚤の市の曜日と合わなくても掘り出し物を探しに行けます。
19世紀半ばにオープンした世界最古のオークション会場ドゥルオ。一山いくらから有名絵画までオークションにかけられます。ハラハラ、ワクワクのオークション独特の雰囲気を体験できます。
ル・ボヌール・デ・ダム、サジュ、レ・ブロドゥーズ・パリジェンヌ等、パリのセンスたっぷりの手芸店で実際に手に取ってたっぷり吟味してください。

手芸ファンには見逃せない大規模手芸見本市。色々なアトリエも開催されるので新しい分野を挑戦してみる良い機会にもなります。2023年は3月9日~12日の開催予定です。
出展数、時期などを考慮してパリ市内の画廊をレンタルし、個展又はグループ展を開催。作家様不在でも作品をお送り頂きパリのスタッフが全て対応いたします。
毎年6月21日は街中どこででも、誰でも音楽を演奏していい日です。場所の選択、申し込み手続き、当日のアテンドを賜ります。
20世紀初頭、芸術家達の溜まり場だったモンパルナスに開校。ザッキン、ブールデル、ゴーギャン等錚々たるメンバーの教授陣がいて、ミロ、タマラ・ドゥ・レンピッカ、バルテゥス等が学んだ伝説の美術学校で、チケット制で参加できるヌードモデルのデッサンクラスがあります。申し込み手続きのお手伝い、初日の同行等賜ります。




アール・ヌーヴォーの父エクトール・ギマールの特異なセンスは、いくつかのパリの地下鉄の入り口でも見ることはできますが、彼の設計した建築物を目の当たりにすると度肝を抜くような作品に感動します。
コルビジェの作品の集大作であるパリ郊外のサヴォア邸、パリ市内にはフランスの名高いモダン建築の手本と言われているラ・ロッシュ邸で内部を隅々まで観察できます。
パリの日本人で一番有名な藤田嗣治画伯が、パリを離れて晩年を過ごした住居兼アトリエ。住居部分はフジタが創意工夫した茶目っ気のある楽しい内装、アトリエは彼の几帳面さと器用さがよく表れていて彼の人となりが垣間見ることがでる貴重な場所です。
キリストが十字架に架けられたときに被せられた茨の冠を保管する為に、13世紀に建てられたサント・シャペル。壁全面がステンドグラスになっていて、まるで宝石箱の中に居るような幻想的な王室礼拝堂。建設された当時から世界中で話題になったほどの迫力は今でも衰えていません。
フランス革命で投獄されていたコンシエルジュリー、処刑されたコンコルド広場、処刑後直ぐに埋葬されたチャペル、靴などの遺品が展示されているカルナヴァレ美術館など、マリー・アントワネットを偲ぶコースをたどります。
パリでローズガーデンと言えばブーローニュの森の中にあるバガテル公園が有名です。1200種、1万本のバラが植えられています。毎年コンクールも開催され、バラファンには欠かせない場所となっています。又、園内にはマリー・アントワネットとアルトワ伯爵が賭けをして64日間で建てたという曰くのあるバガテル城もあります。
●モントルグイユ
●カルチエラタン
●パッシー
●サン・ジェルマン・デ・プレ
●マレ地区
●マルシェ
モン・サン・ミッシェル -ABBAYE DU MONT-SAINT-MICHEL-
ヴェルサイユ宮殿 -Le château de Versailles-
モンマルトル -Montmartre-
オルセー美術館 -Musée d’Orsay-
ルーヴル美術館 -Musée du Louvre-
ノートルダム大聖堂 -Cathédrale Notre-Dame de Paris-
オペラ座 -Le Palais Garnier-
凱旋門 -ARC DE TRIOMPHE-
エッフェル塔 -la tour Eiffel-