去年もブログに書いたと思いますが、今年も1月6日が公現祭。
14世紀から始まったフランスの伝統でフランス人は皆、日本人のあたしも食べますギャレット デ ロワ。
12月25日にキリスト君が牛小屋で生まれました。
あそこに本物の王様が誕生という星のテレパシーを受け取った3人の東方博士が1月6日に見事キリスト君の寝ている牛小屋にたどり着いたお祝いです。
ギャレット デ ロワというパイ菓子の中にフェーヴという本来は本物のそら豆を1つ入れて、切り分けて貰ったパイの中にそれが入っていれば当たり!あんたが王様!となるわけです。
本物のそら豆から陶器のキリスト君のフィギアになったのが18世紀の終わり。
今ではあらゆる物がフェーヴになり、コレクターもいて、サロンまであります。
今年は今日1月8日にパリで年に1度のフェーヴサロンが開催されました。
キフキフパリのお客様をご案内して行ってきました。私も始めての体験です。
小っこくてかわいらしいフェーヴをおっさん達が胸をときめかせて物色しています。
有るわ有るわ、わんさかフェーヴだらけ。
どれもとても凝っています。
値段もピンからキリまで。1つ1€とか1つ100€とか不可思議な値段。
このおっさん2人で真っ赤になってフェーヴ話に花が咲いていました。
大切なお客様をお連れするのに、私も行った事がないサロンの事が不安だった為、事前に開催者に電話して根ほり葉ほり質問しまくりました。
その開催者が取材に来ていたジャーナリストに日本からはるばる来る人だっているんだからと自慢したらしく、ジャーナリストにとっ捕まりました。
日本では、フェーヴをギャレットの中に入れないそうですね。
食べ物の中に食べられない物を入れたらあかんという決まりが有るそうですね。
なのでフランスのお菓子屋さんも日本向けのギャレットは特別に作るらしいです。
日本は何でも特別です。