『カワイイ』はフランス語になりました。
今や、かわいいーと言えば田舎の田吾作でない限り通じます。
これも村上隆の影響です。去年ヴェルサイユ宮殿でエクスポジションをして散々コケにされましたが、名前は一挙に行き渡りました。
お話ししたいのは漫画の村上隆ではなく、カワイイアートのことでした。
昨日の予告通りブラックでも今日はアフリカンのアートです。アフリカンといってもフランスと硬く結ばれている西アフリカのアフリカンです。例えばコートジボワール、セネガル、カメルーン、マリ等、フランス語圏のアフリカン。
貧乏器用な彼らの思考は柔らかいです。手も柔らかいです。
どの作品も微笑を誘います。見学している人達のニヤニヤした顔を見れば私だけの意見ではないことが分かります。
感心するのは材料がゴミですからね。タイヤや空き缶、切れた電球、破けたバケツ、捨てる以外思いつかないようなゴミが立派なアートになるんです。
そして他の民族のそれと違うのはカワイイ事、お茶目のセンスがピッカピカです。

ここはですね、イスラム文化会館と言いまして、おっとろしい場所にあるので、日本からいらしたお嬢さんにはお勧めできませんが、ここのサロンは楽しい。黒檀で出来ているとばかり思い込んでいた黒いテーブル。ヘッこれタイヤで出来てるの?と匂いを嗅いで見たり。赤いイヤーホーンで出来た蛙はほんとカワイイし。ペンキの大缶で出来ている椅子はあたしだって作れるわと思っても、色の配色や布の選び方でアートな椅子と、ただの貧乏で椅子が買えないからコレに座って。って出された椅子というように月とすっぽんになります。
この文化会館で今、この地区の写真の展覧会をしていて話題になっています。なんとかこの危険地帯の改善に努めイメージアップを図っていますが、まだまだ警察官もビビッて大勢で固まって動いています。
しかし、気持ちのいいテラスや寝転んだりしてダラーと出来るキャフェもあって穴場的な文化会館なんです。
スタッフもよくもこんな所まで来てくだすったと、優しいし。
この黄色い建物はギャラリーです。潰れてんか?と思ってドアを押したらスーと開いたので入ってみますと、壁一面ポートレートです。何の為のお店なんだろうと思って眺めていたら、安ワインの匂いプンプン、顔もワイン色に染まったおじさんが音も無く出てきたので、『あーぶったまげた!』となんとも下品な物言いをしてしまいました。見かけに寄らず、内気な様子のおじさんによると、その辺りの地区はアフリカからの移民地区で、第一移民の人達はそろそろ80歳代になるので、移民爺さん達のポートレートを描きながら、当時の話を聞いて記録に残しているそうです。皆暇だから、モデルには事欠かないと言っていました。まぁ偉い事!そおいった心がけの人がいなかったら、すっかり当時の記憶は無くなってしまいますものね。どーぞこれからもおきばりください。と励まして帰ってきました。

カワイイアフリカン物はオサレなマレ地区辺りのブティックでも買えます。

19世紀からあるクリニャンクールの蚤の市は、世界でも最も重要な蚤の市の1つです。フランス国内でも5番目に人気の観光スポットになっています。7ヘクタールに及ぶ広大な蚤の市をぶらぶらしていればきっと一目惚れする物に出会います。
20世紀初めに開かれたヴァンヴの蚤の市は約400のスタンドが出店しているこじんまりした蚤の市。観光客と言うよりはパリジャンに親しまれている蚤の市です。
店を構えている古道具屋なので、パリ滞在中、蚤の市の曜日と合わなくても掘り出し物を探しに行けます。
19世紀半ばにオープンした世界最古のオークション会場ドゥルオ。一山いくらから有名絵画までオークションにかけられます。ハラハラ、ワクワクのオークション独特の雰囲気を体験できます。
ル・ボヌール・デ・ダム、サジュ、レ・ブロドゥーズ・パリジェンヌ等、パリのセンスたっぷりの手芸店で実際に手に取ってたっぷり吟味してください。

手芸ファンには見逃せない大規模手芸見本市。色々なアトリエも開催されるので新しい分野を挑戦してみる良い機会にもなります。2023年は3月9日~12日の開催予定です。
出展数、時期などを考慮してパリ市内の画廊をレンタルし、個展又はグループ展を開催。作家様不在でも作品をお送り頂きパリのスタッフが全て対応いたします。
毎年6月21日は街中どこででも、誰でも音楽を演奏していい日です。場所の選択、申し込み手続き、当日のアテンドを賜ります。
20世紀初頭、芸術家達の溜まり場だったモンパルナスに開校。ザッキン、ブールデル、ゴーギャン等錚々たるメンバーの教授陣がいて、ミロ、タマラ・ドゥ・レンピッカ、バルテゥス等が学んだ伝説の美術学校で、チケット制で参加できるヌードモデルのデッサンクラスがあります。申し込み手続きのお手伝い、初日の同行等賜ります。




アール・ヌーヴォーの父エクトール・ギマールの特異なセンスは、いくつかのパリの地下鉄の入り口でも見ることはできますが、彼の設計した建築物を目の当たりにすると度肝を抜くような作品に感動します。
コルビジェの作品の集大作であるパリ郊外のサヴォア邸、パリ市内にはフランスの名高いモダン建築の手本と言われているラ・ロッシュ邸で内部を隅々まで観察できます。
パリの日本人で一番有名な藤田嗣治画伯が、パリを離れて晩年を過ごした住居兼アトリエ。住居部分はフジタが創意工夫した茶目っ気のある楽しい内装、アトリエは彼の几帳面さと器用さがよく表れていて彼の人となりが垣間見ることがでる貴重な場所です。
キリストが十字架に架けられたときに被せられた茨の冠を保管する為に、13世紀に建てられたサント・シャペル。壁全面がステンドグラスになっていて、まるで宝石箱の中に居るような幻想的な王室礼拝堂。建設された当時から世界中で話題になったほどの迫力は今でも衰えていません。
フランス革命で投獄されていたコンシエルジュリー、処刑されたコンコルド広場、処刑後直ぐに埋葬されたチャペル、靴などの遺品が展示されているカルナヴァレ美術館など、マリー・アントワネットを偲ぶコースをたどります。
パリでローズガーデンと言えばブーローニュの森の中にあるバガテル公園が有名です。1200種、1万本のバラが植えられています。毎年コンクールも開催され、バラファンには欠かせない場所となっています。又、園内にはマリー・アントワネットとアルトワ伯爵が賭けをして64日間で建てたという曰くのあるバガテル城もあります。
●モントルグイユ
●カルチエラタン
●パッシー
●サン・ジェルマン・デ・プレ
●マレ地区
●マルシェ
モン・サン・ミッシェル -ABBAYE DU MONT-SAINT-MICHEL-
ヴェルサイユ宮殿 -Le château de Versailles-
モンマルトル -Montmartre-
オルセー美術館 -Musée d’Orsay-
ルーヴル美術館 -Musée du Louvre-
ノートルダム大聖堂 -Cathédrale Notre-Dame de Paris-
オペラ座 -Le Palais Garnier-
凱旋門 -ARC DE TRIOMPHE-
エッフェル塔 -la tour Eiffel-