キフキフパリの東京スタッフ土田ゆかりとは常にスカイプで綿密に会議をしております。
先日のスカイプ会議の際2人で同時に『何じゃこりゃーぁ!』と叫んだことがありました
その時全く違う話をしていたのですが、2人揃ってスカイプの向こうでは違う事をしていたんです。
そして2人揃って同じ記事を読んでいたんです。
『エッフェル塔が巨大な木に??』と言う見出しです。
彼女は日本のメディアの記事。私はフランスのメディアの記事で。
時々私達にはこのような、悪魔か何かに操られているのではと思うようなおっそろしい偶然が起こります。
オークワバラクワバラ!
気を取り直して。
何があたしらを叫ばせたかと申しますと。
エッフェル塔に600,000本の植物を植えて、巨大な木にしてパリの肺を創ろうという計画があるというのです。
2012年の6月から4年間の期限限定で。
ところがどっこい、エッフェル塔会社もパリ市役所もイヤ知らん、そんな話聞いた事も見たこともない!
とがっちり否定してるんです。
すっごく変な話。
パリ市役所曰く、『聞いて下さいよ、前なんか、エッフェル塔の1階部分に巨大なセーターを着させよう。なんてプロジェクトがあったんですよ。エッフェル塔は皆の妄想をえらく掻き立てるんですよ。』
巨木計画をした会社曰く、『我々はパリ市役所、及び環境大臣にもちゃーんとお話しに行きました。何の根拠も無くだれの許可も無くこんな大それたプロジェクトが出来上がるわけないでしょう。もう10Mぐらいの模型も出来上がっています』
このような大きな食い違いが生まれるのが、全く持って面白い。
私としては、巨木計画の会社が怪しい気がしますが。
エッフェル塔とは当時のスターエンジニアのエッフェルさんの名前です。
しかし、エッフェル塔の本来の発案者はエッフェルさんの相棒のエンジニアで、エッフェルさんはちっとも乗り気じゃなかったそうです。
でも獣の勘があるのか、芯からビジネスマンなのか、特許だけは取り合えずエッフェルさんが登録したそうです。
まさか、世界中の犬でも知ってる 『エッフェル塔』 になるとは誰も思わなかった事でしょう。
現在、1階部分の一部の床ををガラス張りにして地上57Mのガラスの上を歩かせて、世界の皆をチビらせようという工事をしています。
2013年の夏オープンを一応目指しています。
それから、毎年恒例のスケートリンクが12月15日から2月1日の間に1階部分に設置されます。
200平方メートルのスケートリンクが地上57mに現れるのです。
いかしたアイディアです。
エッフェル塔の天辺のシャンパンや。
とにかくロマンチックなパリと言う事で。
この日は太陽がびしばしで目潰しをくらい、目蔵滅法にシャッターを切ったので
シャンパンやもこんなことになってしまいました。
この金網からいくらでも物を落とせるので考えただけでもムズムズします。
フランスは機械のカラクリには滅法強いんですわ。
いつまで見てても飽きないきっちり的確な動き。
エッフェル塔のエレヴェーターです。