-Musée Edith-Piaf -
エディット ピアフと聞いて、すんなり頭で処理できない世代が今の方々だと思いますので、少しご紹介します。
フランスの美空ひばりです。アイヤー!はーーぁ?美空ひばり????ですよね。
貧乏で苦労一杯して、子供の時から天才的に歌が上手いと言われてて(私にはそのセンスが分からん)アメリカでもばっちりデヴューして。
成功と不幸が必ずワンセットになってる人生を歩んだチビの歌手です。
日本でもモームという題で彼女の人生映画をやったと思いますが、見ないですよね普通。
私は見たんですけどね。
その伝説のフランス人歌手が住んでいたアパートを見学できるんです。
有名になる2年前1933年に住んでいた2間の小さいアパートですが、トレードマークの小っこい黒のドレスや(小学生用かい)サイズ34なんていう世にも小っこい靴や、色々展示してあります。
家具は、彼女が売れに売れてから住んだ、パリ16区の高級住宅地の広大なアパートにあった物を少々持ってきて、体裁を整えたそうです。
アパート内に漂う匂いは虫除けを入れた、おばあちゃんの箪笥みたいです。と思い込んでたら、灯している蝋燭でした。
ぼーとした時代が違ったようなおじさんがドアを開けてくれたので、あーたがここの持ち主なの?
と、きっと自慢たらたらの答えが返ってくると思って問うてみれば、
まさか、ここはエディット ピアフアソシエーションの持ち物んだ。と冷たい感じ。
でも何しろ狭いんで、声を掛けられれば無視する訳にもいかずと、あたしのうるさい質問にぶっきら棒だけど、人が得意なことを喋る時特有な余裕な様子で、何なりと答えてくれました。
見学したい人は電話で予約をしなければなりません。
私がいる間も引っ切り無しに玄関と電話のベルが鳴ってました。
パリ11区のこのアパートがある辺りは興味深いところです。
イスラム教徒ご用達ブティックが連なってると思えば、ユダヤ人のお祈り場所シナゴーグがあったり、ちょいと行けばチャイナタウンだし。
とってもアーティスティックな文化施設があったりもします。
混沌と言う言葉が似合う地区です。
Musée Edith-Piaf
5, rue Crespin-du-Gast
75011 Paris