なにしろ芸術の都おパリですからね、美術館も充実していますが画廊といいますか、ギャラリーもごっそりあります。サン ジェルマン デ プレ界隈も固まってあります。ポンピドゥ界隈もしかり、今回はマレの画廊めぐりをしてみましょう。
例えば、写真雑誌のポルカのPOLKA GALERIEでは、今、我らのダイドウ モリヤマのシルクスクリーンの作品展をしています。黒の配分が格好良い作品です。しかしながらモデルが日本人とか日本の街となるとなんとなくひょうきんといか庶民的というかクールな感じがしないのは私の目のせいでしょうか。このポルカギャラリーは道から入った建物の裏口から一度外に出て中庭にある違う建物に展示スペースがあるのですが、この中庭へ出ると別世界です。ここはどこ?誰がここに住めるの?と全く羨ましい環境。一度見てみてください。
GALERIE TAÏSSでは今メールアートを展示しています。メールアートって1962年にアメリカで始まりました。
自分の作品を郵便で送って人に見てもらう、又は発表する。美術館なんかに飾るんじゃなくって皆に気軽に見てもらう手段として考えられました。封筒や箱に入れたりしないで作品のそのまんま送ります。よくこんなの配達してくれたねというのばかり、面白いです。切手って自分で作って良いんですってね。
このギャラリーもおかしくって、上の階の展示スペースはいったん出て、アパートの住人も使っている階段を上って行きます。
GALERIE PERROTINはゴージャスです。従業員も心配になるほど一杯います。
今JEAN-MICHEL OTHONIELの作品を展示しています。パレ ロワイヤルの地下鉄のあのポップな入り口を作った人です。彼はどうしても丸い玉が好きなんですね。
歩けば画廊に当たるというほど、こじんまりしたギャラリーが軒を連ねています。あまりお客さんで込み合うような商売ではないので入りづらいでしょうが、ボンジュールと元気良くドアを開けて入っていけば怖くありません。マレはコンテンポラリーアートが得意です。
ダダで芸術鑑賞がゆっくり出来るギャラリー巡りをした日にぁすっかりいい気分になります。