毎度の事、見事に天気予報が外れサングラスが必要なお天気になました。
建築やデザイン関係の方はやはり気になるコルビュジエ。今回はパリから35KMぐらい離れているポワシーという町にある、サヴォア邸に行って来ました。郊外線に30分位乗って、ポワシーの駅からバスも出ていますが、時代劇の撮影に使えそうな静かな町中を歩いて行くのも楽しいです。
サヴォア邸とは、サヴォアさんと言うリッチな保険屋が週末用の別荘をコルビュジエに造らせた個人宅で、コルビュジエの代表的な建築物です。
目つぶってても人目でコルビュジエと分かる造り。
テラスから見たサロン。
『明るい時間』というタイトルがついた家だけあって、家の中の太陽の光の扱いがうまいもんです。
これが面白いんです。玄関入って正面にこの小さな作り付けのテーブルがあります。これは帰ってきて鍵や帽子やめがねやお財布やらを置く場所として普通にある物ですが、その後ろにぽっかりと洗面台が置いてあります。とても不自然です。説明によりますと、帰ってきたら先ず手を洗えという事らしいです。
ことの発端は神殿に入る時身を清めるという古代ローマの習慣から思いついたそうです。まぁ、コルビュジエはスイス人ですからね。。。。。と説明してくれた人は言っていました。
コルビュジエと言やぁこの椅子ですよね。
住みたいとは思わない家ですが、棚が壁の役目をしていたり、ドアが壁にもなったりと合理的な発想は大好きです。
1928年に建設されたこの家は暖房、電気、水道、お風呂など現在の家に必要とされている設備が既に完備していました。
サヴォア邸は歴史建造物に指定されています。