やっぱりすんばらしいオペラ座

-PALAIS GARNIER-

久しぶりにオペラ座を見学しましたら、やっぱりうっとり、あんぐりしました。
今工事のお蔭で横の王様の道から入れるんです。
要は、馬車で乗り付けて登場する、やんごとなき方々用の入り口です。
その日は運良く、劇場内も見られました。
よくその夜のリハーサルの為見学できない事があるのですが、そうすると皆の好きなシャガ-ルの天井画も見られないということです。
それにオペラ通りを真っ直ぐに見下ろせるテラスも開放されてて、得した気持ちではち切れました。
こんな所が仕事場ってどんな気持ちなんだろう。
パリオペラ座は、学校もあります。
ルイ14世の時代に創立され、もうすぐ300年になります。
『子ネズミ』と呼ばれている、8歳から12歳までの男女が、がっちり缶詰生活を送るんです。
パリ郊外にあって、バレーのスタジオやホールがある建物、生徒達が寝起きする建物、勉強する建物の3棟の建物の間を行き来するだけの生活。
入学資格だって、1ミリ、1キロで落とされるんです。
8歳の女の子=1m32cmから1m35cm、22kgから25kgまで! 
8歳の男の子=1m34cmから無制限、25kgから28kgまで!
12歳の女の子=1m50cmから1m55cm、34kgから40kgまで!
12歳の男の子=150cmから無制限、40kgから42kgまで!
厳しーい! 男の子の背丈の上限無しって言うのは面白いなぁ。
私の知り合いのダンサーの子は,きりんのような子で、狭い部屋に足を伸ばして座ってると、部屋中足になるような子で、絶対クラッシックバレーなんて似合わんし、こんな子と踊る女の子は苦労するだろうよと、親身に心配してたんですが、上限無しって言うんだから文句無いだろうって事なんですね。
これは本物を見なくてはいけません。
 
 
 
 
 
 
工事の幕も広告としてビジネスになるんですね。