通常、7月14日の朝は見ていなくともテレヴィを点けっぱなしにしてシャンゼリゼのパレードを流しています。お昼頃から、パレードを終えて地元に帰る戦車や装甲車やなんやごっつい車両が家の前を通るのに手を振ったりします。夜は何処かしらで花火を見ます。今年はうちで皆でご飯を食べて、23時から始まる花火を歩いて見えるところまで行って見物しました。皆できゃーきゃー楽しんでいたその時に花火見物という同じ行為をしていた人達が、悪魔のテロに見舞われたという事を知ったのは15日のお昼近く。
ショック!
2,3kmの距離を45秒で人をふっ飛ばし、ベンチなどをこっぱ微塵にして疾走したそうです。
通行禁止の道をどうやって入ってきたのか問題になっていましたが、冷凍車のトラックなので、アイスクリームの配達ということでまんまと通過したということです。
運命と言う物を感じるのは、11月13日のパリのテロの被害者の1人ではなく、何人かが8ヵ月後のニースのテロで身内を亡くしたそうです。
ニースという場所柄とヴァカンス中という事でかなりの外国人も被害に遭いました。
安否を案じた家族や友人達はフェイスブックのセフティー チェックを大いに活躍し、8ヶ月の赤ちゃんが無事見つかったりしました。かと思えば、妻と息子2人で花火を見に出かけた妻が亡くなり、一緒に居た4歳の息子の行方が分からず探し続けていたお父さんは48時間後になって息子も亡くなっていたと判明しました。84人中16体の遺体が未だ身元不明だそうです。
パリでの花火大会で、エッフェル塔の下に止めてあったトラックに花火が落ちて燃えたというアクシデントがありました。もちろん即消火したのですが、ツイッターでパリでもテロなんてデマが流れました。
内務省や警察は、出所が確かでない内容を広めないように、いい加減なデマを流してパニックを起こさないように。とツイッターで注意していました。
フランスだけでなく世界中で、市庁舎やモニュメントがトリコロールカラーになっています。フランスは半旗にして土、日、月と喪に服しています。それで気がついたのですが、パリって国旗だらけなんですね。道沿いにもこんなに国旗が立っていたんでね。
どうかもう半旗を見ることが無いように祈るばかりです。