今日の日曜日と月曜日は公共の乗り物は無料です。なにしろテロでキンキンになっているパリで世界150カ国の要人が集まってCOP21が開催されるんですからに。邪魔だから庶民は車に乗るな!ということです。
警備しきれないから、どうしても!という用が無い限りフラフラ外に出ないで家に居るように。というお達しも出ています。さすが、日曜日の朝の道はガラガラでした。まぁ日曜日は朝寝坊するフランス人ですのでいつもこんな感じですが。
警備の為一部の道が封鎖されていたので、お客様をご案内するのに、トラックでパリにやって来る朝市や蚤の市は大丈夫かしらと危うんでいたのですが、いつもどおりの賑わいでした。
無料だからなのか地下鉄も混んでいました。
行かなくてもいいような蚤の市もシャンゼリゼのクリスマス市も陽気に賑やかでした。どうしても!という用が無い限り外出しないよう、というお達しは何の効果も無いようです。
が、『”仕事”ってどうしても、っていう用なの?遅刻しても仕方ないよね?』『ハイハイ遅刻は認めます。』従業員と雇い主の会話。
テロ後、今の所デモや集会は禁止されています。すると、デモ禁止反対デモをやっているんです。
7月14日がフランス革命として有名ですが、それ以外にも何度も革命を起こしているフランス人気質は骨の髄まで浸み込んで永遠受け継がれています。
文句タレフランス人。言う事を聞かないフランス人。命令されるとトサカにくるフランス人。
そのくせ、団結力や精神的な強さを発揮して、テロなどの非常事態の時は人が変わったようになります。このテロで国旗屋が本人もびっくりするぐらいの繁盛振りだそうです。至る所に掲げられている国旗の意味は愛国ではなく団結です。そして、テロに対して、”恐怖も無い、憎しみも無い!”マイナスの感情を持つなんて嫌だ、負けてたまるか!の意気込みです。
フランス人の此処の所を面白がるか、嫌がるかでフランスの住み心地が違うのだと思います。