大きい声じゃ言いたくありませんが、実はこの頃、地下鉄やバスに乗っていて目的駅に到着する事が出来ないことが間々あるんです。本か新聞を読んでいるからなのですが、それでも今まではアンテナが立っていたので下車の1駅前にはちゃんとそろそろかしらと顔を上げて確認して無事降りていました。そのアンテナがなくなったようです。酷い時は、はてここは何処?と慌てまくって、降りる駅の手前で降りちゃったり。
家を出て右へ行くと0号線、左へ行くとX号線と、線の違う地下鉄の駅があるのですが、ぼっと外へ出ると、乗るべき線の駅と違う方向へ歩いて行ってしまうなんて朝飯前。なので真剣に、私はこれから000へ行く!とエレヴェーターの中で唱えなければなりません。
私の仕事柄、行き先は毎日違うルートです、惰性で習慣的に動ける訳ではないし、ましてや遅刻も行き先を間違えるのも決して許されない仕事なのに。
朝起きて先ずは、ハッとします。今日は何をするんだったけか?これは、ヘマをしでかすであろう最近の自分が益々信用できないからだと思います。
おかげさまで今の所、自分の野暮用の時だけに起こる現象ですが、なんだか不安です。
先日は美容院の予約日を間違えました。それから、人とのアポイントメントの時間を間違えました。それから、書き取った行くべき所の住所を間違えました。それから、頼まれたヘアースタイリング剤を間違えました。それから、それから。。。。エトセトラ、エトセトラ。。。。。これは物忘れというのとも違う症状です。
例の頭の中にいるタツノオトシゴの尻尾のくるりとした所に記憶が一時的にストックされて、その中で必要な物とそうでない物を選ぶそうですが、その時に変換されて記憶されてしまうのでしょうか?
脳は基本忘れる方向に動いているそうですね。これは大切!要注意!とマークしたの以外さっさと忘れるようにできていると言う事です。
人間7つの事を覚えるのがせいぜいらしいです。ドレミファソラシとか月火水木金土日とかドラマの登場人物も7人が多いそうです。それ以上になると何が何だかぐちゃぐちゃになっちゃうんですかね。日本は電話番号も7桁ですね。フランスは10桁だけれども。
ロンドン名物のタクシーの運転手はやはり人より大きいタツノオトシゴを持っているそうです。なにしろ免許取るのに4年間お勉強するそうです。合格率は30%。あの広大なロンドンの1本1本の道、どんどん変わるお店など全~部覚えていなくてはならないのです。
そこへ行くと、先日乗ったパリのタクシーの運転手は、陽気なブラックの姉さん。道を間違えるわ、一方通行を入って行っちゃうわ、その間楽しげなおしゃべりは止まりません。挙句の果てに、降りる時になったら、あらメーター倒すの忘れてた!と手叩きながらゲラゲラ笑って嬉しそう、そして、いいわいいわあたしが忘れたんだから、と気前のいい事を言いました。あーたそんなことしてたらダメよ、プロなんでしょ。と乗車した相当の料金を払いました。
よくいるパリの運転手は、電話でずっとしゃべりっぱなしの運転手。もちろん運転中の電話は違法なのですが。
運転手と言えば、先日びっくりしたのは、バスの運転手がまるで自分の車のように音楽かけながら運転していました。
音楽と言えば、どの子もこの子も耳塞いで外に漏れるような大きな音で音楽を聴いていますが、今や30%近い若者が難聴なんですって。なるほど近頃は地下鉄の中などで、皆大きな声で話しているわけだ。
難聴といえば、肥満は難聴率が2倍になるんですってね。
あ~こういうことか!私の頭の中はこのように取りとめなく物事がタレ流れているから本筋が抜けるのか!
このブログもいったい何が言いたいのか皆目分かりません。
失礼いたしました。