11日の水曜日、17時5分にスペインの南東の町ロルカで地震がありました。
マグニチュード5,1でした。日本の方々にとっては、ケッ、そんで?ってもんでしょうが、こんな大きい規模の地震は1956年ぶりだそうで、住民は大パニックです。
8人が死亡、大勢のけが人が出ました。
死亡された方は全員外にいて、石が雨あられで降ってきた為亡くなったそうです。
丁度テレヴィカメラが教会の鐘楼がざらざらーと崩れ落ちてくるところを撮影して、テレヴィでその映像が流れましたが、いったいレンガみたいな石同士がどうやって、何でくっ付いていたんだろうと疑うほど、ぼそぼそのビスケットの様に降ってきていました。
このアンダルシア地方のロルカという町は農業の町なので、大した被害は無いと見ています。
92,700人の人口の内、15,000人が避難しています。
いつ崩れ落ちてくるか分からない家に帰るのが怖いからという人とすっかり家が崩れちゃった人々です。
町はショッピングセンターに水、食料、毛布の提供を要請しました。
現地の様子をテレビで見ていると、日本人とスペイン人の違いが見て取れます。
がばちょと抱き合ってごうごう泣いている人々、テレヴィのインタヴューで心臓発作起こすんではないかとこっちがドキドキしちゃうほど興奮してしゃべっている人。
で、思ったんですが。
私は道でネズミに会ったら、ヒッ!と息を吸って内側でビックリ怖がるんです。
こんな時、ギョエーー!と息を吐いて外に恐怖を放出する人もいます。
これが日本人とスペイン人の感情の出し方の違いなのではと。
どちらの恐怖心も同じ尺度なのに、見かけは大いに違います。
それと、違うもんだなと思ったのは、避難している人は地べたには寝ません。
キャンプ用みたいな、折りたたみベッドが皆に支給されます。
これは、フランスも同じ、次から次から持ってくるので一杯持ってるようです。
支給されたスペインの毛布は真っ赤でした。
やっぱりね、何しろスペインだものね。と納得。
農業の町だけど、なぜかスイスのセメント会社のHOLCIMの工場がこの町にあります。
地震の為生産ラインが停止。別に壊れたからと言う訳でなく、電気が切れたからだそうです。
再開の目処は皆目見当が付かないそうです。
しかし、日本ではニュースにもなってないようだな。