パリ非常事態下の警備

pompideu 036色使いが大好きなドイツ人画家ポール クレーを見にポンピドゥーセンターへ行きました。
入口では、ニースのトラックテロ後、1月まで非常事態態勢が延長され、ユロー2016が無事終った緩みが再びピンとなった手さばきでバッグの検査をしていました。私のように見るからに善良そのもののアジアのちびたおばちゃんには、ろくに中身も改めもせずニッコリ笑って、どうぞ、と通してくれるのが何処もだったのですが。。。。いちいちに時間がかかる検査の列に並んでいる間に、アラブ系の人にはどんな検査の仕方をするのかと廻りを見渡してみれば、一人もアラブ系、イスラム系の人は見当たりませんでした。一番怪しそうなのは、シーク族のおっさん達で、あの豪勢なターバンの中に爆弾の1つや2つは入れられるんじゃないかと見ていたら、さすがターバンを解けとは言いませんでしたが、持っていた買い物した袋の中身を全部出していました。
エッフェル塔は周りを柵で囲み気軽に近寄れなくなりました。お蔭で物売りやスリ達も中に入ってこないので、安心してぽっかり口を開けてエッフェル塔を見上げていられます。
テロ対策がなっとらん!と大統領はブーイングされていますが、ではどうすればいいんですかね?シリアで訓練して帰ってきた人を1人見張るのに20人の警察なりが必要だそうです。今回のトラックテロの犯人のように、シリアなんて行った事もなく、増してや豚は食べるわ、お酒は飲むわ、ドラッグはやるわ、女好きだわとイスラム教では地獄行き確実の人がネットでチャラリとテロリストになるんですから。
pompideu 010パリを警備するのに、警察、憲兵、軍隊、退役した軍人、そして一定の訓練を受けた市民もユニホームを着て警備にあたっています。
 
 
 
 
7月14日の後の週末、シャトレーの凄い人混みの中を歩いていて、ここにトラックが突っ込んで来たっておかしくない、混んでいる地下鉄に乗っていて、爆弾抱えている人が乗っていてもおかしくない、予想着かない手段に対してどう警備できるのでしょう。
ブーイングする暇があったら、そこんところを教えて欲しいものです。