最近のお気に入りの場所、ルイ ヴィトン ファウンデーション。
10年以上かけてやっと完成、2014年10月27日にオープンしました。
凱旋門の上から見ていて、あーもう直ぐ出来るなと待ちわびていました。
玉に瑕は家から遠いこと。遠足気分の気構えで出かけます。乗り換えが悪いと1時間は見なければならないのですが、先日はもう帰らなければ、帰らなければと思いながらずるずるいた所為で、慌てて出た所の目の前にポルト マイヨー行きのバスが丁度来ました。その後の地下鉄もピッタンコ。なんと30分で家に着きました。
ブーローニュの森の中にあり、150年前ナポレオン3世の命令で造られた遊園地であるアクリマタシオンの続きにあります。ルイ ヴィトンの入場券でアクリマタシオンの中にも入れますので、お天気ががいい日はお弁当持って1日遊べます。
展示品はシャンゼリゼ通りのルイ ヴィトン店の最上階にあるアートスペースの作品のテイストなので、よー分からんのですが、建物が楽しい。
カナダ出身のフランク ゲーリー作。
スペインのビルバオ グッケンハイム美術館を見たときから、ヒョー好き好き大好き!!と恋に落ちました。
ゲーリーの作品は脱構築主義と言われているだけあって、どこがどうなってんだか、上と下が逆さになっていたり、くねくね、クルクル、丸も四角も三角も重ね合わさっている楽しさ。そりゃ製図になんてに描けない事でしょう。まるで忍者の家みたいで、中に居たら気分が悪くなるんではないかと思うような外観です。
日本では神戸のビッグフィッシが有名ですね。震災にもびくともしなかった魚です。その魚シリーズの照明器具もヴィトンの館内のレストランで使われています。
建築科の学生の時先生に、”君は何でも出来ると思うけど、建築だけはいかん、止めた方がいい”と言われたそうです。そんな彼はあらゆる賞を取り、高松宮殿下世界文化賞も受賞しています。
ゲーリーのデザインしたティファニーのジュエリーも私の欲しい物リストに入っています。
段違いに複雑に設計されているテラスも気持がいいです。エッフェル塔側が開いていないのが残念無念ですが、夏はビアーガーデンにして欲しいロケーションです。
凱旋門からシャトルバスが出ていますし、最寄の地下鉄サブロンから高級住宅地を散歩しながら行くのも楽しいです。是非パリの新名所ルイ ヴィトン ファウンデーションへ行きましょう。