『じゃあ 一緒に行く?』と誘ってくれた天使の心のそのお方のお蔭ですっかり気を良くした私は、友達に『あたし、ランジスへ行くの!』と自慢したら、『あたしも行く!』となり、結局3人のおばちゃんを彼は連れて行く羽目に陥らせてしまいました。
『寒いで~』という言葉に素直に従って、達磨のように着込んだ我々3ババトリオはランジスの駐車場に入っただけで、『んっま~だだっ広いこと!』『トラックだらけ~』と既に興奮状態が出来上がっていました。
ランジス市場とは、世界最大の生鮮市場です。東京ドームの50倍の232ヘクタールあり、トラック、電車、飛行機が乗り入れしています。
元々はパリの中心レアールにあった市場が、大2次世界大戦後人口が増えたお蔭で、需要に追いつかなくなり、パリ郊外に引っ越したのが1969年。
専門のパヴィヨンに幾つも分かれていて、精肉は4つのパヴィヨンからなり、魚介が1パヴィヨン、野菜が9パヴィヨン、乳製品は4パヴィヨン、生花は1パヴィヨンからなっているという巨大さです。
3ババトリオが行ったのは、魚介のパヴィヨンです。ここが一番早く取引が始まり、午前2時から3時頃までがピークです。港から24時間以内にどさどさ魚や貝達が到着します。
これだけの人間が活動しているのに、とても静かです。アメ横の魚屋の呼び込みに慣れている私には、あまりにも上品で気が抜けました。

それに、帽子やマフラーを粋に身に着けている魚屋達にも、日本のあの魚屋との違いに ホーとため息です。
それぞれ,ホタテ買っといて~、とかスモークサーモン買っといて~、とかラングスティーヌ買っといて~、とここぞとばかりに、3ババトリオは天使の心の方に買い物を押し付けて、ちょっとお茶しよ、とキャフェへ向かいます。
時は午前2時、まるで14時のキャフェの様子です。白ワインに生牡蠣をズルッとしている人、ステーキにかぶりついている人。お客さんはひっきりなしです。
これだけの食べ物を扱っているのですから、残り物も相当なもんです。状態が良い物は、路上生活者などに無料で食事を提供しているようなアソシエーションへあげるそうです。どうしようも無いものは配合肥料に利用するそうです。
ダンボールなどの莫大なゴミは燃やすエネルギーで、市場の暖房に利用し、近所のオルリー空港の暖房エネルギーにも利用されているそうです。
お蔭でオルリー空港は暖房費の10~20%を節約できているそうです。
あ~おもろかった!と賑やかにお礼を言うおばちゃん達をそれぞれ送り届け、帰って行く天使の心の方、本当にありがとうございました。心より感謝いたします。
ランジス市場侵入ルポ
パリ暮らしランジス市場侵入ルポ
『じゃあ 一緒に行く?』と誘ってくれた天使の心のそのお方のお蔭ですっかり気を良くした私は、友達に『あたし、ランジスへ行くの!』と自慢したら、『あたしも行く!』となり、結局3人のおばちゃんを彼は連れて行く羽目に陥らせてしまいました。
19世紀からあるクリニャンクールの蚤の市は、世界でも最も重要な蚤の市の1つです。フランス国内でも5番目に人気の観光スポットになっています。7ヘクタールに及ぶ広大な蚤の市をぶらぶらしていればきっと一目惚れする物に出会います。
20世紀初めに開かれたヴァンヴの蚤の市は約400のスタンドが出店しているこじんまりした蚤の市。観光客と言うよりはパリジャンに親しまれている蚤の市です。
店を構えている古道具屋なので、パリ滞在中、蚤の市の曜日と合わなくても掘り出し物を探しに行けます。
19世紀半ばにオープンした世界最古のオークション会場ドゥルオ。一山いくらから有名絵画までオークションにかけられます。ハラハラ、ワクワクのオークション独特の雰囲気を体験できます。
ル・ボヌール・デ・ダム、サジュ、レ・ブロドゥーズ・パリジェンヌ等、パリのセンスたっぷりの手芸店で実際に手に取ってたっぷり吟味してください。

手芸ファンには見逃せない大規模手芸見本市。色々なアトリエも開催されるので新しい分野を挑戦してみる良い機会にもなります。2023年は3月9日~12日の開催予定です。
出展数、時期などを考慮してパリ市内の画廊をレンタルし、個展又はグループ展を開催。作家様不在でも作品をお送り頂きパリのスタッフが全て対応いたします。
毎年6月21日は街中どこででも、誰でも音楽を演奏していい日です。場所の選択、申し込み手続き、当日のアテンドを賜ります。
20世紀初頭、芸術家達の溜まり場だったモンパルナスに開校。ザッキン、ブールデル、ゴーギャン等錚々たるメンバーの教授陣がいて、ミロ、タマラ・ドゥ・レンピッカ、バルテゥス等が学んだ伝説の美術学校で、チケット制で参加できるヌードモデルのデッサンクラスがあります。申し込み手続きのお手伝い、初日の同行等賜ります。




アール・ヌーヴォーの父エクトール・ギマールの特異なセンスは、いくつかのパリの地下鉄の入り口でも見ることはできますが、彼の設計した建築物を目の当たりにすると度肝を抜くような作品に感動します。
コルビジェの作品の集大作であるパリ郊外のサヴォア邸、パリ市内にはフランスの名高いモダン建築の手本と言われているラ・ロッシュ邸で内部を隅々まで観察できます。
パリの日本人で一番有名な藤田嗣治画伯が、パリを離れて晩年を過ごした住居兼アトリエ。住居部分はフジタが創意工夫した茶目っ気のある楽しい内装、アトリエは彼の几帳面さと器用さがよく表れていて彼の人となりが垣間見ることがでる貴重な場所です。
キリストが十字架に架けられたときに被せられた茨の冠を保管する為に、13世紀に建てられたサント・シャペル。壁全面がステンドグラスになっていて、まるで宝石箱の中に居るような幻想的な王室礼拝堂。建設された当時から世界中で話題になったほどの迫力は今でも衰えていません。
フランス革命で投獄されていたコンシエルジュリー、処刑されたコンコルド広場、処刑後直ぐに埋葬されたチャペル、靴などの遺品が展示されているカルナヴァレ美術館など、マリー・アントワネットを偲ぶコースをたどります。
パリでローズガーデンと言えばブーローニュの森の中にあるバガテル公園が有名です。1200種、1万本のバラが植えられています。毎年コンクールも開催され、バラファンには欠かせない場所となっています。又、園内にはマリー・アントワネットとアルトワ伯爵が賭けをして64日間で建てたという曰くのあるバガテル城もあります。
●モントルグイユ
●カルチエラタン
●パッシー
●サン・ジェルマン・デ・プレ
●マレ地区
●マルシェ
モン・サン・ミッシェル -ABBAYE DU MONT-SAINT-MICHEL-
ヴェルサイユ宮殿 -Le château de Versailles-
モンマルトル -Montmartre-
オルセー美術館 -Musée d’Orsay-
ルーヴル美術館 -Musée du Louvre-
ノートルダム大聖堂 -Cathédrale Notre-Dame de Paris-
オペラ座 -Le Palais Garnier-
凱旋門 -ARC DE TRIOMPHE-
エッフェル塔 -la tour Eiffel-