パリの住人ことパリジャンと言えば、自分勝手、意地悪、流行り物が好き、スノッブ等ろくなイメージがありません。彼らパリジャンの80%はパリジャンであることに誇りを持っているそうです。が、そんなパリジャンだってパリ生まれのバリバリのパリジャンなんて22%しかいません。
”アムールの街パリ”のシンボル、エッフェル塔の2階のアラン ドュカスのレストランでは1日平均世界中から来た2カップルが結婚の申し込みをするそうです。世の中ロマンチックな人が多いようです。そこの住人パリジャンは1日4,5組のカップルが結婚をします。他の街の平均は3,5組です。離婚率はパリは群を抜いているのかと思いきや、他の街同様50%だそうです。
その結婚カップルの18%はパリでは同性婚、他の街では3%と大きな違いがあります。それにしても何故ゲイのカップルって皆フレンチブルドッグを飼っているんですかね。
まぁ、その3人の様子はとても様になってはいるのですが。。。
普通に結婚して、子供でも出来りゃ、狭いアパート住まいで公害だらけのパリから出て行く人が多くなります。新幹線がぐんぐん速くなったお陰で、ボルドーやナントなどにパリジャンが住み始めて、そんな地方都市の土地の値段がウナギの様に上り、住民からパリジャンの所為だ、と迷惑がられているのも知らん顔で、空気は良いし、家は2倍に大きくなったし、家族でゆっくりできる時間が多くなって我々は幸せです。なんてニコニコ顔の元パリジャン。
パリジャンの60%近くは大学以上の学歴があります。よって失業率も他は平均9,7%の所、パリでは7,8%となっています。
日本からのお客様のパリの不思議ランキングのトップの方に、”何故いつも、何処のキャフェも人が一杯いるのですか?あの人達の仕事は?” ”お天気の良い公園に何故平日のお昼間にいい大人がベンチに座っているのですか?お仕事は?”があります。
パリの失業率は東京のそれの2倍ぐらいはあるとしも、パリジャンはキャフェが大好き、人と話すのが大好き、日向ぼっこが大好き、散歩が大好き。フリーの人もずっと1日中仕事場に籠っていることはありません。真面目に仕事の話をしに行っても直ぐ、ちょっとキャフェに行こうよ、ちょっとその辺歩こうよとか言い出します。オフィス勤めの人にも、今席を外しています、と中々電話がつながりません。
パリジャンの意外な面は、15歳以上のパリジャンの30%近くはボランティアをしているという事です。
地下鉄でお金頂戴と回ってくる物貰いにお金をあげる人が結構います。それも若者がちびたお財布を取りだしているのを見ると、これも結局は宗教に骨を組み立てられたヨーロッパ人だからなのかと思うのです。
世界ハチミツ大会でパリ20区で作られたハチミツが2等賞になったそうです。農薬を使わないし、思いのほか公園や森があるパリは蜂にとっては居心地がいいようです。グランパレ、リュクサンブルグ公園などパリ市内何か所かに養蜂場があって、美味しいハチミツが作られています。ぶどう畑も何か所かありワインを作っていますがこれはいただけません。
パリ市内では、半数以上のパリジャンが徒歩移動をするそうです。日曜日は迷惑な事に毎週のようにマラソンやスポーツ大会をやっています。食べ物は絶対ビオと頑ななパリジャンも益々増えてきています。今のパリジャン、健康に気をつけて、”心身共に健やかに!”がキーワードです。